2016/05/26

2016年5月26日(木曜)アジア・欧州市場の動き

2016年5月26日(木曜)アジア・欧州市場の動き

日経平均株価は+15.11(+0.09%)と僅かに上昇、WTIは50ドル直前まで続伸し強さが目立つ。為替相場はドル高傾向は変わらずながら、一時的なドル売りも入りはじめ、売り買いが交錯している。

今日は、午前5時半のNZドルの下落や、午前9時にドル円が落するなど、材料は異なるものの、突然の相場変動に驚かされた。

NZドルの突然の下げは乳製品価格の低迷が要因で、いつものことでもあり、サプライズ感はない。

ドル円の下げは大口の売りが突然出たとしか言いようのない動きとなっていた。そのドル円は、欧州勢が参入後の午後3時45分過ぎに110円手前まで値を戻していている。

ドル円は、109.50円以下のトライは現在のところ失敗の終わっており、短期投機筋のポジションはショート気味で、目下のところ押し目買いのムードがより強いが、110円台を回復できないと、ドル買いの強さも一時的にとどまると思えてならない。

目先は、109.60~110.05円のレンジに入りやすい。中期では108.50円~111.10円のレンジとなり上値が切り下がっている。相変わらず、ドル円の相場見通しは円のブル対ベアは6対4ぐらいの割合で、拮抗してきている。

今日、これからの欧米時間では、英GDPの改定値、米新規失業保険申請件数と米耐久財受注、米中古住宅販売保留指数等が発表予定となっている。


※※※※※※※※※※※※※※

NZフォンテラ=来年度の酪農家への乳価支払い見通しを引き上げたが、上げ幅は予想を下回り、3年連続で酪農家の収入が低水準にとどまることが予想される。2016/2017年予想4.25ドル、現在予想値35セント上昇。→ この発表を受け早朝、NZD売りが強まる。

※※※※※※※※※※※※※※