2016/05/05

2016年5月4日(水曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

2016年5月4日(水曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

東京市場の休場が続く中で、中国株+欧州株+米国株も弱い。WTIは在庫増にも小幅上昇し43ドル台後半で推移、米10年債利回りは変わらず。

為替市場は米経済指標は総じて強く、全体的にドル買いの流れが維持されている。豪ドルの利下げから始まる、資源関連通貨安の流れは今日も続き、AUDUSDは0.75台を維持できず、カナダドルも弱く、USDCAD1.2900を目指す動きとなっている。

USDCADは、原油価格は安定推移しているも、カナダの貿易収支は-34.1億カナダドル(予想-14億カナダドル)と、予想外にマイナス幅が拡大し過去最悪に近く、カナダドル売りが強まる。

NZDUSDは、早朝発表のNZ雇用統計は、失業率が悪化し直後の反応はNZドル売りへ。就業者数と労働参加率は上昇に0.6940台まで買い戻されるも、結局は続落傾向が止まらず0.6870台まで下落。欧米市場に入っては、0.8670~0.6920のレンジで推移。

USDJPYは、株安が続く中で、107.20円、107.50円の上値の壁が出来上がっているが、底値も106.20円が厚くなり、1円レンジで上下変動を続けている。連休明け6日の政府・日銀の円高+株安対策を期待した、円売り期待も見え隠れする。

EURUSDは、1.1460台~1.1530のレンジで上下変動を繰り返すが方向性は見えず。ユーロ圏の小売売上高は、前月比-0.5%を弱かったが、EURUSDの動きは鈍くレンジを抜け出せず。、

米ADP雇用統計は、予想を下回り3年来の低水準に、直後はドル売りが強まるも継続できず。米貿易収支は、赤字額が予想を下回り、ドル買いが強まるも続かず。

米非農業部門労働生産性・速報値は、2期連続のマイナスで、マイナス幅が予想を下回るが実質賃金は3.4%上昇。単位労働コスト・速報値は、予想を上回り過去1年で最大の上昇となりドルの買い要因となる。

米総合PMI+サービス業PMIは確報値ながら予想と速報値を上回る。米ISM非製造業景気指数は55.7と予想を上回り、製造業受注指数は予想を上回る。

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