2016/05/30

2016年5月30日(月曜)欧州・北米市場の動き

2016年5月30日(月曜) 欧州・北米市場の動き

週明け月曜日、日本の消費増税の延期が濃厚で、円全面安。

ユーロ圏の景況感指数は104.7と予想・前回を上回る。
独CPIはHICP前年比0.0%と予想より強く前回の-0.3%から改善へ。
安倍首相は、役員会で消費増税を2年半延期したいと表明。

英米市場が休場の週明け月曜日は、週末に安倍首相が、消費増税を2年半延期の意向との報道が材料視され、日本株は強く円売りが続く。

USDJPYは、消費増税の延期の観測が強まり、先週末に織り込みながらも、目の前で報道されると、市場は積極的に円売りを継続し予想外に111円台へと上昇。欧州市場が始まると111.45円近くまで続伸、111.50円の壁を前にして、利食い売りや値ごろ感の売りも見られるが、111.00円を割りきれず高値圏で推移。

英米市場が休場で、目先の値動きが本筋なのかは判断できにくいが、

円クロスでは、EURJPYは124円直前で上げどまるり、GBPJPYは、5月25日の高値水準の162円台ミドルで上げ止まり、AUDJPYは、5月20日の高値水準で上げ止まり、円安相場への転換を確証する自信は持てず。

EURUSDは1.1100をボトムに下げ止まり、強いユーロ圏景況感指数や、やや強い独CPIに1.1140台へと上昇するも、強さは感じられず。

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