2016/05/16

2016年5月16日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年5月16日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

弱いNY連銀製造業景気指数にドル売りが強まるも限定的。原油価格の上昇は止まらず、カナダドル独歩高へ。

週明け月曜日の欧米市場は、ダウ平均は小幅上昇からスタート、WTIは47.75まで続伸し、AUDUSD+NZDUSDが伸び悩む中で、USDCADはついに1.2900を割り込み、カナダドルは全面高。

週末の弱い中国経済指標の連発に、不透明な中国経済への不安感が強まるも、売りは早朝の一時的。原油価格の上昇もあるのか、反応はAUD買いへと動くき、市場は予想外に中国経済に対して楽観的に考えているように思えてならない。

AUDUSDは、0.7300の攻防を繰り返しており、200時間MAは0.7365に位置し、この水準が上限のターゲットとして考えられる。しかし、オシレーター系は買われ過ぎを示し、0.7300を準を超え維持できなければ、0.7257~0.7306のレンジの下限を試し、売りへ反転する可能性も出てくる。

USDJPYは、優柔不断とでも言うのか、ベア派とブル派が拮抗しており、109円台の売りは消えず、108.50円以下の買いも消えず。200時間MAは108.15円に位置し、この水準を割り込むまでは、ロングで攻める市場参加者も多いことだろう。オシレーター系では強い買われ過ぎには思えないが、どうしても、109.50円台のポイントを超え、110円台を超えるまではJPYベアになりきれず。

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