2016/05/10

2016年5月10日(火曜)昨日9日、海外指標の動き

2016年5月10日(火曜)昨日9日、海外指標の動き

ドル買いの流れが続くも、米国市場に入りその勢いは弱まる。

NYダウは-34.72ドル(-0.20%)下げ、米10年債利回りも1.75%近くへ低下、WTIは43ドル台前半へ低下、DXYは上昇、CRBは低下し、VIXも低下へ。

為替相場は、先週末の弱い米雇用統計の影響にも関わらず、上昇したドル買いの流れを維持。低下する米金利+伸び悩む米株価に市場のセンチメントは複雑ながら、弱さが目立つAUD+山林火災の悪影響によるCAD売りがドル買いを一時さらに加速へ。

22:30時と米国市場に入り、USDPY+AUDUSD+NZDUSD+USDCADでのドル買いが弱まり、EURUSD+GBPUSDはレンジ相場を抜け出せず。

USDJPYは、105円台でのボトム感が強まり、麻生財務相の円売り介入の可能性をほのめかす発言。ゴールデンウィーク明けのドル買い需要と政府・日銀の監視体制の強化期待などで、4月28日以降112台→115台円まで急落した反動の動きが続く。

テクニカルにも117.50~75円を超えた事で短期・中期筋の円ロングのあぶり出しが強まっている。積極的なドル買い・円売りの動きとは言い難く、109円台では新たなドル売り・円買いも強まりそうでもある。

USDCADは、1.2900台→1.3010台→1.2950台へ。カナダ山林火災がオイルサンド施設から遠のくとの観測+サウジの内閣改造で省庁の再編により石油相が交代など、OPEC減産合意の不透明感=原油価格の低下のカナダドル売り。逆に、山林火災の悪影響の低下を好感するカナダドル買いへと変化、

原油価格とカナダドルとの連動性は変わらずで、潜在的にはカナダドル買いの流れが続くも、山林火災の悪影響が今後のカナダ経済へ与える影響の程度により、相場感も変化へ。

AUDUSDは、総選挙を前にしてCPIは弱く予想外の利下げや、再利下げの観測を材料が売りの材料にされ、上昇傾向にあったAUDロングの調整が続いている。

Dailyチャートでは0.7250~0.7300には大きなポイントがあり、Weeklyチャートでも0.7250近辺は重要なポイントになっている。

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カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁=現在のFRBの政策は適切。低い生産性の成長は米国経済にとり問題。インフレ、雇用の2つの責務をまだ達成していない。労働市場に依然たるみが存続。

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