2016/05/28

2016年5月27日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年5月27日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

ドル高は止まらず! 英米3連休前の週末金曜日は、イエレンFRB議長の発言待ちながら、米経済指標の反応は結果としてドル買いへ。ドル円はレンジで上下するも、クロスでは円高で、他の主要通貨ではドル高傾向が続く。

原油価格(WTI)は49ドル台へ上昇、米株は小幅上昇へ、米金利も小幅上昇へ。

米第1四半期GDP改定値は、前期比年率0.8%と予想を若干下回るも速報値からは上昇。米ミシガン大学消費者信頼感指数は、94.7と予想を下回るが、消費者期待指数は強く、1年、5年先のインフレ期待は上昇へ。結果、予想を下回る経済指標にもドル売りは極短時間で収まり、逆にドル買いが強まる。

USDJPYは、大枠109.50~110.00のレンジで推移。円はクロスでは全面高となり、110.00円台を重くしている。先週から続く、大枠109~110.50円のレンジを世襲し方向感が見られない。

110円台の上値の重さや、6月のFOMCで利上げの可能性が高まる中、米利上げ=一部の新興国の不安=リスク回避の円買いの、発想も消えず。逆に、消費増税の再延長の可能性が高く、株高=円安へと動く可能性もあり、ブル・ベア混在。テクニカルからは、引き続き中期的な下げ基調は変わらず。

EURUSDは、1.1200の上値は重く1.1100を試す動きへ。AUDUSDは、追加緩和の可能性が払しょくできず、売り圧力は止まらず。

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日銀=2015年度決算は、当期余剰金は前年度比-59.3%の4110億円で、円だkにより外為関係損益が欠損となり、拡充した引当金の積み増しにより、5年ぶりに減少。

G7首脳=G7は財政出動と金融緩和、構造改革の最適な組み合わせで異なる見解を持ち、成長政策めぐり議論まとまらず。首脳宣言では、G7は「債務を持続可能な道筋に乗せていくための取り組みを継続しつつ、世界的な需要を強化し、供給側の制約に対処するため、金融、財政および構造政策という全ての政策手段を個別にまた総合的に用いる」と記述された。

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