2017/06/01

2017年6月1日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年6月1日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

米株は上昇からスタート、米金利も上昇傾向が続き、為替市場は、明日の米雇用統計の前哨戦となる、ADP雇用統計は予想外に強く直後はドル買いへと動く。

USDJPYは、早朝の午前6時の110.60台を安値に底値を切り上げ111.20まで上昇。米ADP雇用統計が予想外に強く、明日の米雇用統計への期待感が広まり、5月7日の水準となる111.48まで上昇。月初めの実需筋のドル買いは強い。

EURUSDは、アジア市場の1.1250台を高値に続落。強いユーロ圏製造業PMIや、米金利の上昇もあり、1.1202まで続落するも1.1200の大台を維持。

AUDUSDは、弱い中国の製造業から急落した流れが続き、0.7380台まで下落。一時0.7420台まで値を戻すも、米国市場の序盤には0.7370台まで続落し、売り圧力は止まらず。

GBPUSDは、1.2900台を回復できず、1.2830~1.2900のレンジで推移。


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USD 5月 ADP雇用統計=25.3(予想18.5万人 前回17.7→17.4万人)→ 予想を大幅に上回る

USD 新規失業保険申請件数=24.8万人(予想23.8万人 前回23.4→23.5万人)→ 予想外に増加し悪化へ

USD 5月 製造業PMI・確報値=52.7(予想52.5 前回52.5)→ 予想を上回る

USD 5月 ISM製造業景況指数=54.9(予想54.8 前回54.8)

USD 4月 建設支出=前月比-1.4% (予想0.5% 前回-0.2%)


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調査会社ユーカブ=8日の英総選挙で、メイ首相の保守党は不足数が16→9議席に減少。定数650の下院選挙で保守党317、労働党253、他の党80との見込みで、過半数には326議席が必要。ただし、先週と比較すると42%対39%と保守党のリードは3%に縮小。


パウエルFRB理事=世界経済見通しは明るく、米国は完全雇用に接近。FOMCでは今後のインフレ指標を注意深く評価し、インフレ進行が鈍化、停滞しているのかどうか辛抱強く議論。見通しへのリスクは以前よりも均衡。