2017/06/07

2017年6月7日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年6月7日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

どこの市場に入っても注目材料は変わらず、英総選挙+コミー前FBI長官の証言+ECB理事会のトリプル・イベント。

米株は上昇からスタート、米10年債利回りは小幅上昇、原油価格(WTI)は47.66と前日より-0.53(-1.10%)低下。為替市場は、ECBの「CPI予測値は下方修正の可能性」との報道にEURUSDが下落。その影響に一時主要通貨でドル買いが強まるも、続かず。

トランプ大統領は午前2時55分ごろからヘルスケアに関して発言するとの報道にも、直後はドル買いを別にすると続かず。日銀は景気判断の引き上げを検討との報道も、USDJPY相場は大きな変化は見られず。

トランプ大統領はコミー前FBI長官の後任にレイ氏を氏指名する可能性との報道。 コミー前FBI長官の議会証言ではトランプ大統領による司法妨害は言及しない可能性に、若干ながら安心感も見られたが、司法長官の辞任の可能性もあり不透明感は消えず。

EURUSDは、ECB理事会は、2016年から2018年の3年間のCPI予想値を下方修正する可能性に、1.1270台→1.1200台へ下落するも、1.12の大台を維持し1.1260台へ値を戻す。

GBPUSDは、英総選挙を直前に控え、1.1280~90をボトムに反発、クロスでもポンド買いの流れが続き1.2950台まで上昇。前日の高値1.2950とほぼ同水準に並んでからは上げ渋る。

USDJPYは、前日の安値109.20台を割り込み一時109.10台まで下落するも、EURUSDの下落の影響を受け反発。ヘルスケアに関するトランプ大統領の発言との報道に一時109.65近くへと上昇するも、結局は前日のレンジから越脱することはできず、109.40を中心にした動きが続く。

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OECD世界経済見通し=2016年→2017年→2018年、世界経済3.0%、3.3→3.5%、3.6→3.6%、米国1.6%、2.4→2.1%、2.8→2.4%、ユーロ圏1.7%、1.6→1.8%、1.6→1.8%、日本1.0%、1.2→1.4%、0.8→1.0%、中国6.7%、6.5→6.6%、6.3→6.4%

ECB理事会の経済予測値の草案=CPIは2017、2018、2019年は1.5%程度の見通し。前回3月予測値は、2017年1.7%、2018年1.6%、2019年1.7%で下方修正となる→ この報道を受けてEURUSDは急落。

ホワイトハウス=午前2時55分ごろから、トランプ大統領は医療法案で発言を予定。

関係筋(ロイター)=日銀は景気判断引き上げを検討しており来週にも決定へ。