2017/06/21

2017年6月21日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年6月21日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

アジア市場では、GBPUSDは前日のポンド売りも影を潜め、1.26台前半での取引が続いていますが、上昇力は鈍く下値リスクは残り、1.2600のポイントを注目しています。

英保守党の一部から無条件でのEU離脱を阻止しようとする動きも見られネガティブ材料となっており、カーニーBOE総裁も危惧する19日からスターとした離婚協定(ブレグジット)の話し合いの進展次第となっています。

日経平均株価は2万円台を維持していますが、20,138.79と-91.62(-0.45%)と弱く、原油価格(WTI)は43ドル台半ばで推移していますが、値ごろ感での買い圧力は弱いままでう。

為替相場は、AUDUSDは0.7600台を割り込み売りへ変化していますが、水準的には最近の高値水準にとどまり、続落へ変化した印象は感じられません。

USDJPYは-0.23%と円高傾向が続いています。株安と米金利の低下傾向に上値は重く、気が付けば昨日のアジア市場から緩やかな円高傾向が続き、円高が加速する際のクロス円での売り(先日のGBPJPYの急落)のようなクロスでの動きも見られず、111.20、111.00.109.80のいずれかのポイントで下げ止まることを期待しています。

オプションでは、ボラティリティーは1か月を見ると、USDJPYは7.77→7.86へと小幅上昇、EURUSDは5.95→5.96と変わらず、GBPUSDは7.98→7.91%へと低下しています。

リスクリバーサルでは、1か月では、USDJPYはドルプット円コールオーバーで前日の-0.64→-0.65とほぼ変わらず、EURJPYは-0.63→-0.62とユーロプット・円コールオーバーで変わらず、GBPJPYは-1.24→-1.26とポンドプット円コールがやや拡大していますが、全体的に落ち着いた動きとなっています。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

米ジョージア州下院6区補欠選挙=決選投票で共和党候補のカレン・ハンデル氏が勝利する見通しへ。

英保守党の一部議員=ブレグジットの経済に与える影響を考慮すると、「良くない合意に達するよりは、合意に達しない方がいい」との意見も。

金融政策決定会合の議事要旨(4月27日)=長期国債の買い入れ額について、金融市場の状況に応じて「ある程度の幅を持って変動する」ことを政策委員が確認。金融政策運営について多くの委員が、物価2%目標の実現には「なお距離がある」とし、現行のイールドカーブ・コントロール(YCC)政策のもとで「強力な金融緩和を推進していくことが適切」との認識を共有。