2017/06/05

2017年6月5日(月曜)アジア・欧州市場・米国市場序盤の動き

2017年6月5日(月曜)アジア・欧州市場・米国市場序盤の動き

週明けの為替市場は、サウジなど4か国がイランやムスリム同胞団と関与していると、カタールと外交関係を遮断した影響に、一時原油価格は上昇するも、結局は前日比で-1.0%超の下落。

日経平均株価は上下しながらも、20,170.82(-6.46-0.03%)と小幅な下落で終了。欧州市場は、英FTSEは0.28%下落と強弱混在。米株は下落からスタートするも下げ幅を縮小している。米10年債利回りは上昇傾向を維持。

為替相場は、英国など度重なるテロの影響なのか(?)、オセアニア市場で先週末終値からドル買いが強く、アジア市場はギャップを空け取引が始まるが現時点では、AUDUSD+GBPUSDの上昇とEURUSDの下落が目立ち、EURGBPは早朝の0.8760台→0.8700割れまで続落。

GBPUSDは、週末のテロの影響なのか、先週末の1.2890からギャップを空け1.2650台でスタートとするも、1.2850台の買いは固く弱い英PMIにも押し目買いに下げられず。総選挙の世論調査ではメイ首相の保守党が有利との思惑もあり、先週末の高値1.2900台を超えて1.2910台へ上昇、5月31日の高値1.2920のポイントを上抜けし一時1.2930台まで上昇。

EURUSDは、先週末とギャップを空け売りからスタート。早朝の1.1280台を高値に、先週上値トライが失敗した水準となる1.1285を超えられず、1.1260台まで緩やかに下落。EURGBPの急速な売りに1.1230台へ下落から1.1250台まで値を戻し取引を続けている。

USDJPYは、110.30~75のレンジで主体性のない動きが続く。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

サウジ、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、バーレーンはカタールとの外交関係を断絶すると発表した。カタールとの往来も遮断=カタールのイランとの関係や、イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」への支援をきっかけに始まった危機が深刻化した。OPECの供給量の減少との見通しに原油価格は一時48.42ドルまで上昇するも続かず。

世界銀行、最新の世界経済見通し(4日)=2017年の世界経済について成長率が2.7%に加速するとの予想を据え置いた。6月時点の成長率予想が1月の前回見通しから引き下げられなかったのは数年ぶり。

世界銀行、最新の世界経済見通し(4日)=日本0.6→1.5%、ユーロ圏1.5→1.7%と上方修正、輸出の拡大と非伝統的な金融緩和が成長を支援。

YouGovの世論調査=保守党305議席、労働党268議席、42%対38%。