2017/06/02

2017年6月2日(金曜)アジア・欧州市場の動き

2017年6月2日(金曜)アジア・欧州市場の動き

週末の金曜日、日経平均株価はついに2015年12月来となる2万円の大台を達成。「株高=円安」の方程式から考えれば、USDJPYの上昇力は以外に鈍い。

米雇用統計を前にして新規のポジションは取りにくいこともあるが、欧米市場で日本株の上昇をどう評価するのか、楽しみでもある。

来週は、英総選挙、コミー前FBI長官の初めての証言、ECB理事会と、いずれも相場変動が高くなる可能性があり、来週の相場変動を考えると予想は複雑。

USDJPYは、特に付け加えることもないが、日本株の上昇に連動して、111.50円の壁を超え、111.80のポイントを前にして利食いの売りへと変化するも、111.50台を維持し、底堅さが感じられる。

EURUSDは、1.1200台を維持し引き続き底堅さは変わらず。欧州市場の序盤に一時1.1200台まで上昇するも、基本は1.1210~1.1230のレンジで動かず。

GBPUSDは、上値は重く相変わらず8日の英総選挙の世論調査の結果で相場が変動する可能性は高い。ポンド安を示唆するコメントが多く、調査結果も強弱混在。メイ首相の保守党が過半数を得る可能性が高いと判断している世論調査会社が多いとの報道もあり、なにが真実なのか不明? 現状はロングポジションの解消が中心で、上下急変するリスクが高くFXでのポジションは難しいが、こういう場合にはFXオプションを勧めやすい。

AUDUSDは、アジア・欧州市場の序盤で一時0.7390台まで上昇するも、鉄鉱石価格が再び2%近く下落、6月7日発表の第1四半期がマイナス成長になるとの観測もあり、積極的に豪ドルを買い戻す動きも期待できず。


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