2017/06/30

2017年6月30日(金曜)アジア市場の動き

2017年6月30日(金曜)アジア市場の動きとFXオプション

週末・月末の金曜日の特殊要因も加わり、主要国の緩和縮小の思惑や強い米GDPもあり世界的な株安の中で、アジア市場では日経平均株価は2万円の大台を維持するも、-186.87(-0.92%)の低下。日本国債利回りは一時0.09%台へ上昇、弱さが目立つ日本の経済指標にも円売りは弱く、逆に28日、29日の安値111.80台を割り込み、円高傾向を維持しています。

為替市場では、NZDUSD+0.39%と強さが目立ち、昨日唯一前日比でドル高へと動き、出遅れムード満点の通貨の買いが目立っています。豪中銀と同じく、NZ中銀の今後の緩和縮小を期待するNZドル買いも考えやすいのではないでしょうか?

AUDUSDは、豪州株価が軟調に推移する中、債券利回りは上昇し、強い中国PMIに0.7700の大台を達成、利食いの売りに押され0.77の大台を割り込むも強さを維持。AUDJPYの高値は86.35と前日29日の高値86.54を意識しながらの動きとなっています。

USDJPYは、昨日の113.00円手前からの急反落の影響と月末の特殊要因もあり、弱さが目立つ日本のCPI、鉱工業生産、雇用統計にも、円売りは極めて限定的。28日の安値111.83、29日の安値111.81を割り込み、短期筋のストップを誘発するも、111.73をボトムに下げ止まる。円クロスでは大きな変化は見られません。


◎日本全国CPIは前年比コアで前回より伸びるも、総合とコアコアは期待通りの伸びを示さず
◎先行する東京都区部CPIは前年比0.0%(前回0.2)、コアコア-0.2%(前回0.0%)と弱さが目立つ。
◎日本失業率は3.1%(予想・前回2.8%)と悪化。
◎日本鉱工業生産・速報値は、前年比6.8%(前回5.7%)と拡大するも、前月比は-3.3%(前回4.0%)と弱さが目立つ。
◎中国製造業PMIは51.7(前回51.2)、非製造業54.9(前回54.5)と強さが目立つ。