2017/06/03

2017年6月3日(土曜)昨日2日、海外市場の動き

2017年6月3日(土曜)昨日2日、海外市場の動き

週末の金曜日、米雇用統計が全て。弱い米雇用統計を受け米金利は低下しドルは全面安、ただし、米株は強く、CME FedWatchも6月14日のFOMCの利上げ期待度は95.8%と高水準。

為替相場は、米貿易赤字の拡大も加わりドル売り方向に変動。NZDUSD+1.17%で、目立たないが3月2日来の高値水準となる0.7145へ上昇し、AUDNZDは相変わらず低下し過去10日で9日間も下落。

AUDUSDは珍しく+0.93%と上昇率NO.1。商品価格の低下にもかかわらず、ショートカバーと米国との金利差拡大に3月15日来の上昇率で0.7440台へ。

逆に、米金利の縮小を受け、USDCHF-0.94%と0.9620台へ、USDJPYも-0.83%と110.40台へ。EURUSDは+0.62%と1.1280台へとドル売りが加速。仏下院選挙でマクロン氏の共和国前進の得票率が31%でトップとなり、EURGBPの買いも強い。

逆に、GBPUSDは+0.08%と1.2890で終了。英総選挙の不安感は払しょくできずGBPの上昇力は極めて限定的。USDCADは-0.23%と1.3480台で終了。減産合意の順守と影響が疑問視され原油価格の低下と貿易赤字の拡大にドル売り圧力は強まらず。

米10年債利回りは11月中銀の水準へ逆戻りし、前日2.21→2.157%へ、2年債も1.29→1.286%へ低下、米株は続伸、ダウ+62.11(+0.29%)、S&P+9.01(+0.37%)、Nasdaq+58,97(+0.94%)。原油価格(WTI)47.8(-0.71-1.28%)へ低下。

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カプラン・ダラス連銀総裁=メキシコでの反米感情の高まりは懸念材料。全体として移民や貿易が米労働者に打撃を与えているとは思わない。貿易や移民を制限すれば、問題を悪化させる。

ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁=政治を巡る先行き不透明感が経済に対する最大のリスク。

ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁=年内さらに2度の利上げを支持。インフレは数カ月程度、間違った方向に行ったが、依然として目標に向けた軌道上にある。

アトランタ連銀GDPNow=米第2四半期GDP予測値は、雇用統計の悪化を受けて4.0→3.4%へ下方修正。

NY連銀のNOWCAST=米第2四半期GDDP予測値は2.17%で、米雇用統計を受けても変わらず。

英総選挙(調査会社ユーガブの最新の調査)=保守党の獲得議席数は過半数に前日9→13議席に拡大し足りない見通。

仏下院選(イプソス/ソプラ・ステリア調査)=マクロン大統領の政党「共和国前進」の得票率が31%でトップになる見通し。保守派の共和党と連携政党22%、極右の国民戦線(FN)は18%、急進左派の「屈しないフランス」は11.5%、左派・社会党は8.5%と見込まれている。

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