2017/06/21

2017年6月21日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年6月21日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

英利上げ期待の高まりに英国債利回りは上昇、米10年債+2年債回りも上昇、米株には大きな変化は見られず。

ホールデン氏「おまえもか!」。6月15日のBOE金融政策委員会で、利上げを支持したサンダース、マカファーティ、フォーブス各氏とは別に、ホールデン政策委員が「年後半には刺激策の一部解除が望ましい」と発言しBOEの利上げ確率が高まる。昨日20日のカーニーBOE総裁のハト派発言の裏返しに二転三転と影響を受けたポンドは1.2600割れをボトムに1.2700台まで急伸。

投機筋の標的にされ変動率が高く、投機的ポジションを取りやすいのか、ポンドの変動率は高く、GBPJPYが140.00→141.70台まで急伸した動きにUSDJPYがまたしても影響を受け、111.10→111.60台まで上昇へ。

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BOE地方支店の報告書=インフレ加速による消費者への圧迫が強まっている。企業の投資計画は上向き、ポンド安が輸出量を押し上げている。

BOE地方支店の報告書=小売物価の一段の上昇を受け、販売量の年間の伸びは引き続き鈍化した。食品などの価格上昇の加速も、大型商品で消費者の購買力を圧迫。

ECB広報=保有社債の約12%がマイナス利回りで購入。半分以上がフランスまたはドイツ企業の社債。ECBはこれまで、約200社が発行した約950種類の社債を購入。うち30%がドイツ企業、25%がフランス企業で、スペインとイタリアの企業が10%程度。

ECB定例経済報告=FRBの金融引き締めを無難にこなし、融市場はこれまでのところFRBによる金融政策引き締めを無難にこなしており、世界の成長に対するリスクは後退したようだ。

ECB定例経済報告=米国の保護主義への傾斜を示唆するシグナルなどを例に挙げ、見通しは依然として下方に傾いている。世界の金融状況が急変する確率は低下し、主要新興国経済もここ数年より好転。中国による成長テコ入れのための政策支援で短期的な見通しに対する懸念は緩和