2017/06/29

2017年6月29日(木曜)アジア・欧州市場の動き

2017年6月29日(木曜)アジア・欧州市場の動き

ドラギ&カーニー&ポロズショックは収まらず。

緩和策の方向展開を期待し上昇を続ける、EUR+GBP+CAD。それに、商品価格の上昇と緩和圧力の低下期待をこめたAUDの上昇も加わり、ドルと円は全面安。

日経平均株価は+89.89(+0.45%)と上昇傾向が続き、アジア・欧州各国の株式市場も上昇傾向を維持しています。

USDJPY相場は周知の通りクロスの円売りや株高に支えられ112円台をキープし上昇余地を残しています。昨日の高値112.47を意識しながらも、112.50のポイントでは売りが多いと思われますが、投機筋は円ショートを維持し虎視眈々とブレークチャンスを狙っていることでしょう。円ショートの積み上がりが気になりドル円のロングの利食い売りも出そうですが、押し目買いの流れが続き、買いたい水準まで下がらない状態が続いています。

GBPUSDは、BOEのチーフエコノミストのマカファーティー政策委員が緩和縮小の支持に動き、カーニーBOE総裁もそれを容認したのか、一気に1.30台の大台と18日の高値1.3048を目指す動きが続き、それがアジア市場でも続いています。一時的な売りの流れへ変化は相場ですので可能性はありますが、潜在的なポンド買い需要はそう簡単に変わりそうにありません。

この流れはGBPUSDとUSDCADでも変わらず。サプライズは、それに続き豪中銀が緩和策の縮小に動く可能性ですが、そこまで考えるのは先走り感が強すぎるのでしょうか?

これからの欧州市場では、ユーロ圏の消費者信頼感の確報値を含め、ユーロ圏の各種景況感指数の発表や、独CPIの速報値が新たな材料になっています。

米国では、第1四半期の確報値が発表されます。前期比年率の予想は1.2%と改訂値と変わらずの予想となっています。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

関係者(トランプ政権)=入国禁止令を日本時間30日午前9時に執行