2017/06/23

2017年6月23日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年6月23日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き+FXオプション

週末の金曜日、アジア市場と欧州市場の序盤は、AUDUSD+GBPUSD+NZDUSDを主に緩やかなドル売りが続いています。

日経平均株価は+22.16(+0.11%)と小幅上昇、マザーズは-34.36(-2.84%)と下げ幅は拡大し、欧州株も弱含みで推移。米金利も軟調で、原油価格(WTI)は上昇幅を縮小し42.8(+0.08+0.19%)と小幅高で推移。

為替市場は、米金利の上昇期待か強まったドルロングからの調整が感じられます、特に強いドル売り要因も見当たりませんが、通貨ペアに思惑はそれぞれに異なっています。

GBPUSDは、総選挙後のメイ英首相の支持率低下=EU離脱交渉の難航を予想したポンドショートの買い戻し+BOEの8月緩和策の変化期待に底堅くなり、ポンドショートの買い戻しが背景にあり、1.27台の売りを消化し200時間MAを上抜けしたことがテクニカルでは買い要因と考えますが、オプション・ストライクが1.27に集中していることもありこれからの欧米市場ではポイントになりそうです。

EURUSDは、6月15日のFOMC後から続く下げ局面から21日、22日と底値を切り上げて迎えた週末の金曜日、ユーロショートが入りやすい展開ではないでしょうか? 200時間MAの1.1175を超えた今、特にFOMC後の戻り高値のポイントで、1.1210~30を超えることができるかを注目しています。

USDJPYは、相変わらず方向感は定まっていませんが、金融機関筋のデーラーのコメントは円安傾向を見ている方が多いように感じられます。ただし、オプションのリスクリバーサルは引き続き円コールオーバーですが、アジア市場だけを見ると円クロスでは主要通貨に対して全てが円安傾向となっています。

NZDUSDは、NZ中銀の声明後から続く上昇トレンドは変わっていませんが、0.7300の大台近くでは利食いの売りが出やすいと思われます。また、0.7230~50の200時間MAを割れではロングのストップが入りやすいのですが、逆に押し目買いの水準でもあるように思えてなりません。


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