2017/06/09

2017年6月9日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年6月9日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

早朝のBBC出口調査の報道からポンドは急落。ただし、下げ幅は以外に限定的。

週末の金曜日早朝、ECB理事会・ドラギ総裁記者会見とコミー前FBI長官の証言も過ぎ、NY市場の終了の日本時間午前6時。英総選挙の投票が締め切られ、同時に発表されたBBCの出口調査では、メイ首相の保守党は過半数を維持できず。

このBBC報道をきっかけとし、GBPUSDは1.2950→1.2710台へ急落。選挙結果も出口調査と同じく、午後3時原現在では、過半数326議席に対して、保守党312、労働党260で、保守党は過半数を確保できず。

結局、両党とも過半数を維持することはできそうになく、EU離脱交渉で強権を発揮することもできず、もちろん阻止することもできず。

保守党は第一党の地位は変わらずで、超悲観的に考える必要も感じられず。一部には今回の結果を受けながらも、欧州単一市場へのアクセス維持や移行期間を設ける穏健なEU離脱の見通しが強まることで、選挙を巡る騒動が落ち着いた後に強気になり得るとの考えもある。

いずれにしても2019年まで、2年間のタイムリミットまで時間がありすぎ、GBPUSDの相場を短時間の目で考えると間違いとなる可能性も。

GBPUSDは1.2820台を戻り高値に、1.2700~1.2800の100ポイントのレンジで上下し、下値を試す動きが続く。



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