2017/06/23

2017年6月23日(金曜)昨日22日、海外市場の動き

2017年6月23日(金曜)昨日22日、海外市場の動き

米株と米金利は小幅低下、原油価格は小幅上昇。為替相場はNZドル+カナダドルの上昇が目立つも、JPY+EUR+GBPの動きは鈍いものがあります。

ダウ-12.74(-0.06%)、S&P-1.11(-0.05%)、Nasdaq+2.73(+0.04%)、米10年債利回りは前日2.163→2.148%、2年債も1.348→1.34%へ小幅低下。原油価格(WTI)は42.73+0.20(+0.47%)

◎英CBI製造業受注は16(予想7)と29年ぶりの高水準
◎FHFA住宅価格は前月比0.7%(予想0.4%)と予想を上回る。
◎ユーロ圏消費者信頼感指数は-1.3(予想-3.0)と5年ぶり水準へ改善
◎米景気先行指数は0.3%と予想と変わらず。
◎NZ中銀政策金利1.75%で据え置き、長期間現行水準にとどまる見通しにも、全体的にポジティブに受け取られNZDは上昇へ。

為替相場は、NZ中銀の声明で上昇したNZドルと、原油高+強い小売に上昇したカナダドルの上昇が目立っていますが、5年ぶりに改善したユーロ圏消費者信頼感指数にも、29年ぶりに改善した英CBI製造業受注にも、EURとGBPは大きな変化は見られません。

NZDUSD(+0.70%)上昇。午前6時、NZ中銀は政策金利1.75%に予想通り据え置くも、声明は全体的にポジティブに受け取られ一日を通じて強さ維持し一時0.7270台まで上昇。これで7日間連続し大枠0.7200~0.7300のレンジ内での取引で、オシレーター系では買われすぎ感が強まるも、このもみ合い水準を抜け出した方向への変動圧力が強まっています。

USDCAD(-0.72%)下落しカナダドル高へ。アジア市場では1.3310~40の狭いレンジで推移。欧州市場に入り原油価格の上昇にカナダドル買いが強まり、北米市場に入り、カナダ小売売上高が予想外に改善したことで、1.3300→1.3208まで急落(カナダドル高)。原油価格の伸び率は弱まり利食いの買いに一時1.3325まで値を戻すも、強さを維持しています。19日の終値ベースの安値1.3217のポイントを注目。

USDJPY(-0.04%)で前日と大きな変化は見られず。アジア市場の110.95をボトムに、米株と米金利に大きな変化も見られず、一日を通じて110.95~111.45の50pipsの狭いレンジで推移し主体性のない変動が続いています。クロスでのCADJPY(+0.67%)、NZDJPY(+0.49%)と円安へ、EURJPY(-0.21%)、GBPJPY(+0.04%)、AUDJPY(-0.18%)と円高と通貨ペアで異なる動きとなっています。

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米上院共和党=医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案を公表。医療保険市場の安定化へ4年間で500億ドルの予算で、保険会社を市場にとどめる方法として過去に共和党が批判したメカニズムに依存。

ブラード・セントルイス連銀総裁=政策金利が来年末までに3%へ上昇するとの見通しは不必要に強すぎる。バランスシートの縮小開始は早めるべき。