2017/06/13

2017年6月13日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年6月13日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は総じて上昇しEURO STOXX50は+15.28(+0.43%)上昇し、独・英10年債利回りは上昇。原油価格(WTI)は45.84(-0.24-0.52%)と上昇から低下へと変化。米10年債利回りは2.22%と前日とほぼ同水準で推移へ。

米国ではコミー前FBI長官の証言が終わって、本日13日にセッションズ米司法長官が上院情報委員会で証言へ(14:00時、日本時間14日03:30時)→ 米大統領選中のロシア高官との接触や、コミー前FBI長官の解任への関与などが質問される可能性が高いと思われますが、公開されるかは確認ができていません。

また、米首都ワシントンとメリーランド州の司法長官は、トランプ大統領に不動産業を通じて外国政府などから得た報酬は憲法に違反するとしてメリーランドの連邦地裁に提訴しています。もちろん、トランプ氏は反発。

驚きですが、にもかかわらず市場は慣れてきているのか、トランプ大統領対する、正論かフェークニュースかはべつとして、多くのスキャンダル(?)にもドルへ信認が失墜する動きも弱く、現に今日も市場の関心は明日のFOMCの方向を見ています。


為替相場は、前日のカナダドル急騰(USDCAD下落)の流れが続き、アジア市場のオープン1.3320台を高値に、1.3230台まで続落、先日の急落時1.3470台から240ポイント近くと大幅な変化となっています。

GBPUSDは、英総選挙後からポンド売りが強まっていましたが、アジア市場・欧州市場序盤では、前日NY市場の安値1.2639を意識したのか1.2640台をボトム反発。ポンドのシートカバや強い英CPIも加わり、1.2730台まで続伸し米国市場を迎えようとしています。

USDJPYは、前日の安値109.60台、今日のアジア市場の安値109.80台、欧州市場序盤の安値109.90台と、緩やかに上昇し欧州市場の110.20台まで上昇していますが、前日のポイントとなっている110.30台、110.50台と上値のポイントを抜けきれず、米国市場待ちとなっています。

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ショイブレ独財務相=現行の金融政策から適宜脱却し、より正常な軌道に戻る必要がある。FRBはこのプロセスを既に開始し、ECBも最近の理事会で、同様の方向で文言を修正した。