2017/06/23

2017年6月23日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年6月23日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

米株は値を下げてスタートするも下げ幅を縮小、米10年債、2年債利回りは小幅上昇。原油価格(WTI)は43ドル台を回復。

為替相場は、特に重要な材料は見られず、ドルは主要国通貨で売り傾向で推移。USDCADは弱いCPIにカナダ売りが強まり、USDCADは1.3210→1.3300台まで急伸後に、原油価格の持ち直しや弱い米PMIと新築住宅販売件数にカナダドルの買い戻しへと変化。

EURUSDは、弱い仏・独・ユーロ圏総合PMIに1.1180台→1.1160台へ一時値を下げるも、4~6月ベースでは高水準を維持し製造業は強い。ドラギECB総裁はEU首脳会議の場で「金融緩和策は当面維持される」というも、経済の拡大と失業率の低下にセンチメントの改善を示唆する発言や、EURショートも巻き戻しもあり1.1180台まで値を戻し、弱い米PMIと新築住宅販売件数に1.12の大台で取引されている。

USDJPYは、相変わらず111.15~111.45の狭いレンジで、欧米市場に入っても弱い米経済指標にもかかわらず動きは鈍く111.15~36の狭いレンジで推移。円クロスではCADJPYを除き、円安の流れが続く。


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ドラギECB総裁(EU首脳会議で経済状況を説明)=経済は拡大し失業率も低下しているが、賃金の伸びがなお弱く、基調インフレ率はまだ上昇せず、金融緩和策は当面維持される。EUの将来について新たな希望が出てきたことでセンチメントが改善している。

ドラギECB総裁(EU首脳会議で経済状況を説明)=政治家が構造改革を断行し、信頼強化と経済統合のサイクルに着手する好機