2017/06/14

2017年6月14日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年6月14日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

FOMCを直前に控えた米国市場の序盤は、弱すぎる小売売上高と消費者物価指数に、FOMCへの不信感も広まり、米株先物は上昇するも、米金利は低下しドルは急落。


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米小売売上高は、前月比-0.3%(予想0.2% 前回0.4%)。米消費者物価指数は、前月比-0.1%(予想0.0% 前回0.2%)、前年比1.9%(予想2.0% 前回2.2%)、コアも予想外に弱くドルは直後から売りが加速しています。

AUDUSDは前日比で1.2%上昇し急伸。中国経済指標も強くアジア市場の0.7530台をボトムに、欧州市場で0.7580台、弱い米経済指標に0.7630台へと100pips続伸し、4月3日以来の高値水準で底打ち感が強まっています。

NZDUSDも前日比で1.03%とAUDUSDに続き急伸し、中期的にも5月12日の安値0.6810台から0.7300近くへと2月8日来の水準までNZD高が進んでいます。

USDJPYは110.20台→109.20台へ100pips下落。EURUSD1.1200台→1.1270台へと急伸。

GBPUSDは、欧州市場で1.2800近くまで上昇するも、メイ首相は与党保守党と北アイルランドのDUPとの協議が、ロンドンのグレンフェルタワーで大規模火災の影響に、来週に延期する可能性と、英雇用統計で平均所得が予想外低下したことで、1.2720台と早朝のスタート地点まで下落。英経済指標の悪化を受けたドル売りに、1.2810台まで一時上昇するなど、上下変動が目立っている。