2016/12/21

2014年12月21日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2014年12月21日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

米株は小幅下落からスタート、2万円の大台を前にして足踏み。米10年債利回りは2.55%近辺で前日とほぼ変わらず、原油価格(WTI)は53ドル台半ばで推移。為替相場は、材料難でクリスマス休暇を週末比控え動きは鈍い中、ドル売りの流れが強まる。

USDJPYは、欧州市場序盤の117.70台から117.40台まで下落し一時下げ止まる。上値を切り下げながら売り圧力が続き、117.40を割り込むとストップの売りが強まり、117.10台まで続落しようやく下げ止まる。

EURUSDは、イタリアのモンテ・パスキの流動性が4か月で枯渇との報道に一時1.0380台まで下落。イタリア上院が銀行支援で200億ユーロの債務上限を引き上げモンテ・パスキが救済される可能性が強まると、EURUSDの上昇が強まり、一時1.0450近くへと上昇し伸び悩む。。

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モンテ・パスキ=12月16日現在の流動性は106億ユーロで、枯渇が4か月で表面化する見込み。

イタリア上院=国内銀行の支援で、政府が求めていた債務上限の最大200億ユーロ引き上げを承認。モンテ・パスキに公的資金が注入される可能性へ。

TDK=米電子部品企業のインベンセンスの全株式を取得する(1572億円)。

BOE調査=英国企業の原材料・輸入コストが第4四半期に約5年ぶりの大幅な増加となり、来年は消費者物価への影響がより顕著になり始めると予想。

スウェーデン中銀=政策金利-0.5%の据え置きを決定。

リムシェービッチ・ラトビア中銀総裁=ECBの量的緩和策は、ユーロ圏経済の成長率を大幅に押し上げることはできていない。信頼感や融資が回復していない理由として、経済改革や欧州委員会の刺激策の遅れを指摘。


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