2016/12/21

2016年12月21日 昨日20日、海外市場の動き(午前5時半前後)

2016年12月21日 昨日20日、海外市場の動き(午前5時半前後)

米ドル+米金利+米株+原油価格は、上昇幅を縮小するも強さを維持。



トルコのロシア大使銃撃+ベルリンのトラックテロ攻撃と、地政学的リスクの高まりにも、欧米の金融市場はクリスマス休暇を目の前にして、予想外に安定へ。

為替相場はドル高傾向を維持するも、積極的にドル買いを積み増す動きは見られず。ただし、円は、日銀の景気判断の上方修正と黒田総裁の円安要因姿勢と金融緩和の継続姿勢に、円売り圧力を維持。

米10年債利回りは上昇を維持、一時2.59%まで上昇後に2.56%台まで軟化。米株の上昇傾向が続くも、NYダウは高値19,920.42と2万ドルの壁をまたしても達成できず。原油価格は一時52.70ドルまで上昇するも、リビアの増産報道もあり上昇幅を縮小し52ドル台前半まで低下。

USDJPYは、アジア市場では地政学的リスクの円買いは弱く、日銀・黒田総裁発言を経て円売りが強まり、その流れが欧米市場で継続するも、118.20円の壁を超えられず。終盤にかけては米株+米金利の上昇幅が縮小したこともあり、117.60円台まで値を下げる。円クロスでは、円売りの流れが続く。

EURUSDは、トルコのロシア大使銃撃+ベルリンのトラックテロ攻撃の地政学照りリスク影響を引きずり、アジア・欧州市場の前半を通じ1.0400を割り込み売りが強まり、1.0350台まで続落。欧米株は強く、フィキシングの買いを経て、ロンドン・クロージングタイムにはショートカバーに1.0400台を達成する続かず。1.0385~95の狭いレンジで動きは緩慢。

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メイ英首相=年初に議会に対して、EU離脱交渉の政府方針を説明する。

リビア=2つの油田の操業再開し、今後3ヶ月間に石油生産を27万バレル増産へ(OPECの減産協調から除外対象国)

マカファティーBOE政策委員=英国のインフレは極めて急速に上昇するだろう、CPIは2019年以降も目標水準を上回ると予想。BOEはCPIのオーバーシュートに我慢強くない。

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