2016/12/28

クリスマス明けの米国市場を見て

クリスマス明けの米国市場を見て

弱い日本のCPI、堅調な米株+日本株に、期待に反し現実の円買いは乏しい。

地政学的リスクが高く、トランプ氏の意外性の高い発言に不安感を抱き、円ショートやドルロングの調整を迎える年末も考えられたが、目の前の市場は、円売りの流れは変わらず。

USDCHFは軟調(ドル売り・スイス買い)でリスク回避に円が選択されると思われたが、現実は円は主要通貨に対して軟調に推移し、USDJPYは116.50円のストップを狙うどころか117円も割り込めず。

新たな円売りの要因としては、弱すぎる日本のCPIに円買いのムードが冷やされたことや押し目の少ない日本株。米国でも米株は強く、NYダウは虎視眈々と2万ドルの大台を狙い始め、米金利も予想外に持ち直している。

そして、昨日は15年ぶりの高水準となった米CB消費者信頼感指数、その他も予想より強い数字となったことが主要因になっている。

個人的に注目したのは、要職の一つと言われる米外交交渉の特別代表にジェーソン・グリーンブラット氏(自身が経営するトランプ・オーガニゼーションの最高法務責任者・CLO)という自分の側近を抜擢。

トランプ次期米大統領の変革を期待したくもなるが??