2016/12/14

2016年12月14日(水曜)昨日13日、海外市場の動き(午前5時半現在)

2016年12月14日(水曜)昨日13日、海外市場の動き(午前5時半現在)

FOMCを前に動きにくい中、米株と米金利の上昇は止まらず、為替相場は、上下しながらも前日比ではUSDJPYの0.12%前後の上昇を筆頭に大きな変化は見られず。

NYダウは+96.77(+0.49%)、S&P+Nasdaqともに続伸、米金利は低下から値を戻し、米10年債利回りは一時2.5%近くへと上昇、2年債はFOMCを直前にし1.17直前まで上昇。

米輸入物価はドル高の影響もあり、前月比-0.3%、前年比で-0.1%とマイナスへ逆戻り。FOMCを直前にしてドル高の悪影響がより強く指摘される可能性もあるが、トランプ氏の政治的な動きが見られない限り大きな影響も考えにくい。

USDJPYは、早朝の114.70台をボトムにし、アジア・欧州・米国市場でも115.50円を超えられず、ECBフィキシングからEURUSD+GBPUSDでドル売りの流れが強まり、米金利が軟調に推移し売りに変化。米輸入物価が予想外に悪化すると115円を割り込むも、米株は強く米金利も上昇へ転じ値を戻し、115.00~35のレンジで推移し動きは鈍い。

EURUSDは、欧州市場に入り1.0650をトップにユーロ圏ZEWは18.1と予想外に強い中、前日の上昇スタート地点の1.0600まで下落。米金利が軟調に推移し、米輸入物価も予想外のマイナスで、オプションカットには1.0670近くへ上昇。米株は強く米金利も上昇し再び1.0620台へ値を下げ動きは鈍い。

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BIS最新の報告でロンドンはEU離脱前でもデリバティブ取引のトップの座から降りていた=2.7兆ドル市場規模で、英国シェアは50%(2013年)→39%低下、NYは41%(2013年)→23%へ上昇。フランス、香港、シンガポールが続く。

米短期金利先物=来年2度の利上げを見込む。

ギリシャ支援をめぐり、IMFとユーロ圏当局者と対立=IMFはギリシャへ緊縮財政の強化に反対する文書を発表、欧州安定メカニズム(ESM)の報道官は、IMF幹部が現在進行中の交渉を公表したことに欧州各機関は驚きを禁じ得ないと発表。

ハンソン・エストニア中銀総裁=原油価格の上昇に、ユーロ圏のインフレ率がECB予想を上回る可能性がある。

マクチ・スロバキア中銀総裁=原油価格によりインフレに上振れリスクがある、OPECの減産合意の持続程度は不透明。

ジェンティローニ・イタリア新首相=銀行の安定と市民の預金を保証するために政府は介入する用意がある。新首相は13日下院で信任さされ14日上院で採決へ。

国際エネルギー機関(IEA)は月次報告=2016年と17年の世界石油需要が従来予想より大幅に増加、来年上半期に供給不足に転じるとの見通し。