2016/12/30

2016年12月30日(金曜)昨日29日、海外市場の動き(午前5時45分ごろ)

2016年12月30日(金曜)昨日29日、海外市場の動き(午前5時45分ごろ)

今年も残り1日。29日の海外市場は投機的な動きは細り、ポジション調整とフィキシングの実需の動きがリードするドル売りが優勢。

米株は上昇からスタートするも小幅下落で、ダウ平均は-13.90(-0.07%)、米10年差利回りは7年債入札後に買い戻しが入るも結局は前日2.51→2.48%近くへ低下、原油価格は在庫増に前日54.06→53.80近くへ低下。

為替市場市場は、米金利や米株の動きは緩慢で、新規失業保険申請件数や卸売在庫には反応せず、EURJPYの動きが活発で、USDCADの需要が目立った。全体的に小動きながら、動きが見られたのはオプションカット後から、ロンドンフィキシング直前から。

EURUSDは1.0460近く→1.0500を試す動きが強まり、USDCADは軟調な原油価格に1.3550近く→1.3480まで下落、AUDUSDも0.7190近く→0.7220台へ。

USDJPYは、アジア市場の終盤から欧州市場の序盤にかけ、116.50~60のポイントを割り込み116.20台へ続落。欧米市場で何度も下値を試しながらも失敗し、米国市場の序盤には一時116.80台まで値を戻すも、米株+米金利は弱含みで推移し、ロンドンフィキシングから116.20台を再トライ。EURJPYの買いが主導しクロスで利食いの円売りが強まり、またしても116.60台で推移している。

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米政府ロシア当局者へ制裁を発表=米民主党の電子メールをハッキングしたことへの報復。

米7年債入札は最高落札利回りは2.284%(前回2.215%)、応札倍率2.54倍(前回2.68倍)→ 入札後、買いが目立ち債券利回りは低下へ。

イタリア中銀=モンテ・パスキへの政府支援は66億ユーロ。

欧州委員会=モンテ・パスキに対する支援を来年6月末まで6カ月間の延長を認めた。

パドアン・イタリア経済相=モンテ・パスキ の資本不足額が、想定の2倍近くに膨らんだ理由をより明確にべきと、ECBに対して異例の批判。→ イタリア財務省はモンテ・パスキ救済で66億ユーロの必要を迫られている。

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