2016/12/27

クリスマス相場の動かない中で動きで思うこと。

クリスマス相場の動かない中で動きで思うこと。

一年で最も取引が閑散となる26日のクリスマス・ボクシングデーも終わりました。昨日の欧米市場では取引を終了する業者も多く、いつもながら動きは全くありませんでした。

本日27日は、日本はもちろんのことで、米国市場はオープンし、米住宅関連+景況感関連の経済指標が発表され、取引が徐々に活発になることが予想されます。

日本人の感覚では、クリスマス休暇、そして、年末・年始と続けてお休みムードが強いのですが、海外はそうでない可能性もあります。

海外のビック・プレーヤーは、クリスマス明けが新たな年の始まりで、27日が過ぎれば虎視眈々と狙いを定め、積極的に動くことも過去に経験しています。

年末のこの時期は通常よりも少ない資金で市場のセンチメントを作り、新年へ向けて市場を有利に動かすとができ、自分に有利なポジションを事前に作ることも可能です。

市場の現状を振り返ってみると、円はショートで、円の先安観は変わらず、下がっても、大きく崩れることはないと考える市場参加者が多いことでしょう。(私も、そのように考えている一人ですが)

反面、テクニカルにUSDJPYの上値が重くなっており、トランプ氏の強硬発言を引き金に、中国海軍の不穏な動きや、西沙諸島、台湾問題なども気になります。

また、ロシア大統領とトランプ氏の核軍備強化発言など、気が付いたらリスク回避の動きに動くのではとの不安感もあます。

年末・年始の実需や資本筋が動きにい薄商いの相場で、突然、円ショートのストップを狙い、ドル円を下げてから買い戻すことも常套手段で、選択肢の一つとして忘れてはならないことと思います。

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