2016/12/29

2016年12月29日(木曜)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2016年12月29日(木曜)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

クリスマス明の変動は、1年ぶりの弱い米中古住宅販売+5年半ぶりに好調は5年債入札に、米金利は低下、米株は低下し、円は上昇へ。

米5年債入札が2011年4月以来の高水準に、米10年債利回りは2.513%(前日2.562%)へ低下、2年債は逆に1.25%台(前日1.2267%)へ上昇。NYダウは-106(-0.53%)近く下落、Nasdaq+S&P500も大幅に低下。原油価格(WTI)は上下しながらも54ドル近辺を維持。

為替市場は、ドル高の流れは変わらず、ただし、円だけは別物で全面高。米金利の低下+米株の下落(日経先物も19300台へ)、株安=円高へと動き、円は主要通貨で急伸。

USDJPYは、欧米市場の117.80台をトップに、弱かった米中古住宅販売の反応は限定的。米長期金利に続き、強かった短期金利も上昇幅を縮小+欧州クロージングタイムには、117.50を割り込み、117.40以下のストップに続落。117円の重要な大きな壁でようやく下げ止まる。今日のUSDJPY相場もこの水準がポイントに。

EURJPYもアジア市場の123.20台→121.80台まで、GBPJPYもアジア市場の144.70→143円台まで、AUDUSDもアジア市場の81.50台→84.10台まで続落し、久々の円高へ。

EURUSDは、弱い米中古住宅販売に一時1.0380台で下げ止まるも、独米2年債利回り格差が拡大し、売りの流れは止まらず。EURJPYの売りも加わり一時1.0370台まで続落後、1.0420近くまで値を戻すが、1.0500を超えるまでは弱気なムードは変わりそうにない。


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米5年債入札=最高落札利回り2.057%と2011年4月以来の高水準、応札倍率は2.72倍で、10年債、30年債の利回りは14日来の低水準となる。

米11月、NAR中古住宅販売仮契約指数=前月比-2.5%(予想0.5% 前回0.1%)、前年比-0.4%(予想 前回2.0%)→ 住宅ローン金利の上昇と在庫不足で予想外のマイナスとなり、約1年ぶりの低水準

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