2016/12/14

FOMCを前にして思うこと


FOMCを前にして思うこと

今晩(日本時間明日午前4時)のFOMCを前にして、動きが鈍いことはしかたがないが、株、金利、為替ともに動きは鈍く、今までのボラティリティーの高さを考えれば、停止状態に見えてならない。

それでは、なぜに動けないのか? 0.25%の利上げは100%近くの可能性で織り込み済みで、あるとすれば金利据え置きなのだが、そんなことを考えている人もいないでしょう!

それとも、トットチャートで、利上げのスピードや程度をみたいのであろうか? それとも、輸入物価の下落にドル高を牽制する発言でも期待しているのであろうか?

それも、今になっては重要なこととは考えにくい。

つまり、今の株高+金利高+ドル高の相場は、トランプ次期政権への政策に対しての期待感がリードしているもので、それが否定されるか、実施しても効果が期待を裏切る場合のみ、有効となる。もっとも、トランプ次期政権は来年1月20日スタートなので、始まりもせず、期待相場の影響はそう簡単にやみそうにない。

となれば、FOMCを見て、その結果ででポジションを作ろうと考える人は少なく、ましてや来週からクリスマスに突入し、年末・年始を迎える現段階ではより動きにくい。イエレン発言を含めたFOMCメンバーのネガティブな発言の影響度は低くポジティブな発言に反応しやすいといたほうがよういのではないだろうか?

いずれにしても、為替相場はドルロングの調整・円ショートの調整時期に入っているが、流れを変えるとは難しいいと考える。調整もあまり重用なことではなく、変動は短期間で終了すると思えてならない。