2016/12/22

2016年12月22日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年12月22日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日本は3連休の前日の木曜日、週末はクリスマスを迎え、米国は26日(月)はクリスマスの振り替え休日の3連休を前にし、市場参加者が最も減少する時期に入っている。

今年最後とも言えそうな、米国の経済指標の発表を今夜に控え、結果をみて短期的な取引に入るのか、今までのポジションをさらに落とす動きにするのか、株価をみながら決断が迫られることでしょう。

特に重要なのは、米第3四半期GDP・確報値で、予想は3.3%と速報値3.2%から上方修正が見込まている。そして、米耐久財受注の予想は-4.7%と前回4.6%から大幅な減少が見込まれている。

それ以外にも、米国の個人所得と個人消費、景気先行指数の発表があり、カナダ発でも、小売り+CPIとカナダドルの変動も予想される。

日経平均株価は、下げ幅を縮め-16.82(-0.09%)で終了。原油価格(WTI)は52ドル半ばで安定推移。米債券先物は大きな変化は見られず。

アジア・欧州市場の序盤は、薄商いの中で、米株の下げの影響を受け、アジア・押収株は小幅安。為替市場は、ドルロングの大きな調整も見られず、安定したドルの流れが続いている。

USDJPYは、116.50~118.50のレンジで推移が予想される。市場参加者が不在の中で、円はクロスでも動きは鈍く、結果としてこのレンジを抜け出すまでは、レンジ内で行ったり来たいの動きが予想しやすい。

さらに踏み込んで考えれば、「弱含みの株=円買い」の不安はついて回る。前日の安値117.00を割り込むと116.50円が重要なポイントで、つもながら押し目を待つ傾向が強い。米経済指標ではあるが、連休をゆっくり休むためには、このレンジ内で平穏無事な動きを期待したくなる。

EURUSDも、クリスマス休暇の相場入りで、動きは鈍い。1.0500が重要なポインで、戻り売り圧力が続きそうである。米経済指標でサプライズがなければ、1.04~1.05のワイドなレンジ中が予想しやすい。

GBPUSDも、クリスマス休暇の相場入りで、動きは鈍い。米経済指標でサプライズがなければ、1.23~1.24のワイドなレンジ中が予想しやすい。

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独11月輸入物価指数=前月比0.7%(前回0.9%)、前年比0.3%(前回-0.6%)