2016/12/09

2016年12月9日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年12月9日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末金曜日、来週のFOMCを目指して、今週はイタリア国民投票で始まり、昨日のECB理事会ですでに終了している雰囲気が強い。

結果は、米株と米金利の上昇=ドル高の流れで、短期的なドルロングポジションの巻き戻しを経て、結果的にはドルの強さが目立っている。

USDJPYは144.30~55円のレンジで小動きながら、113.50~115.00の大きな壁の上限を試す動きを期待したい。

EURUSDは1.0590~30のレンジながら、ECB理事会後の変動を考えれば、1.0800を割り込み1.0870台→1.0580台までの、脳天逆落とし的相場のショックは隠せず、ECBのテーパリング期待も崩れ上値の重さが気になる。

GBPUSDは1.2550~00のレンジで上下するも、方向感は出ず。ただし、EURGBPが売りに変化したことで、以外にも底堅い。英最高裁長官が、議会承認なしEU離脱通知の可否について、できる限り早く結論を出すとのことで、これも注目したい。

AUDUSDは0.7440台をボトムに0.7470台まで小幅上昇し、サプライズなGDP後の安値から切り返し、0.7500の壁を抜け切れるかを注目。USDCADは原油高には売りが強いが、NYクローズレベルと大きく変わらず。

日経平均株価は続伸し+230.90(+1.23%)と1万9千円近くへ。米金利は上昇傾向が続くもやや伸び悩み、原油価格は51ドル台をしっかり確保。

経済指標で目立ったのは、中国の生産者物価、前月比3.3%の上昇で前回1.2%から大幅に拡大。独貿易収支が205億ユーロ(前回211)から減少へ。


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英最高裁のニューバーガー長官=議会承認なしEU離脱通知の可否について、できる限り早く結論を出す。

クーレECB専務理事=ECBの決定は欧州経済への自信を示すもの。長期金利は次第に上昇へ。必要なら追加緩和の用意がある。欧州の銀行の数は多すぎる。