2016/12/12

2016年12月12日(月曜)欧州市場・米国市場序盤の動き

2016年12月12日(月曜)欧州市場・米国市場序盤の動き

週明け月曜日の欧州市場は、経済指標の発表もない中で、米10年債利回りが、2.52%台から2.49%近くへやや軟化、ダウ先物は19700台へと変動は鈍い。原油価格(WTI)53ドル台後半で維持。

為替相場は、直接的なきっかけは不明ながら、米株+米金利の先物は、上昇傾向が続くもピークからやや軟化したこともあり、FOMCを前にしたドルロングの調整売りに、主要国ではドル売りの流れが続く。

EURUSDは1.06台を維持、GBPUSDは1.2660近くへ上昇、AUDUSDも0.7480台と0.7500の大台を試す動きへ、NZDUSDも0.7190台と0.7200の大台を試す動きへ。USDJPYは欧州市場の序盤に116.10台まで続伸するとも、115.30台まで続落。

USDTRYはテロの影響もあり欧州市場の序盤に一時3.5390台まで上昇するも、出発地点近の3.5000まで値を下げている。

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メイ英首相報道官=来年3月末までにリスボン条約第50条を発動することに注力しており、議員も先週これを支持した。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=モンテ・パスキについて、救済方法の決定を先送りする必要はない。資本増強の期限延長要請をECBが拒否したことを認めた。期限までに資本増強を完了できなかった場合、法律上の選択肢を検討。

カタール投資庁(関係者)=モンテ・パスキに約1220億円を投資。

イタリアのレンツィ首相(辞意表明)=来年6月にも解散総選挙が実施される見通し。

独経済相の月例報告書=国内経済の主なリスクとして英国のEU離脱の決定、トランプ次期米大統領の政策、イタリアの政局不安。

クーレ・ECB専務理事=デフレリスクは概ね解消だが、刺激策は必要。