2016/12/01

2016年12月1日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年12月1日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

米現物株や債券市場を前にして、ダウ先物は強く、米10年債利回りも2.4%台へと上昇、ドル先高観は強い。そして、OPEC総会で減産合意にWTIは50.90ドルまで続伸し円売り要因になっている。

USDJPYは、欧州勢の買いに114円台で推移しているが、114.50円を超えられず円売り圧力も弱まっているが、下げ幅は限定的で底堅く、米価+米金利が上昇すれば、115円の壁をトライする可能性は消えず。

GBPUSDは、デービス氏+デイセルブル氏の発言に「英国のEU離脱によるEU市場へのアクセスが可能では?」 との思惑が広まり、ポンドは全面高で、1.2700を試す動きへ。そして、EURGBPの売りは止まらず。

AUDUSDは、アジア市場では0.7380近辺を安値に一時0.7420近くまで上昇するも、欧州勢の売りに(GBPAUDの買いの影響も?)出発点の0.7380まで値を下げ下げ止まり、米国市場に入っても底堅く推移。


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ロシアエネルギー相=来年上半期に段階的に最大日量30万バレルの産油量削減を実施する用意がある。

英国のデービスEU離脱担当相=EU離脱後にEU市場のアクセス維持で対価の支払いを検討も→ EU離脱後もEU単一市場へのアクセス可能の思惑jにポンド上昇。

デイセルブルム・ユーロ圏財務相会合議長=コストはかかるが英国がEU域内市場に参加することは可能かもしれない→ EU離脱後もEU単一市場へのアクセス可能の思惑jにポンド上昇。

ユーロ圏金融市場で長期インフレ期待が上昇=ECBがインフレ期待の指標。5年先スタートの5年物フォワードレートは1月来の高水準1.6424%へ上昇。

ドイツ経済省内部文書=トランプ氏の刺激策が当初は米経済を押し上げるものの、抑制的な貿易・移民政策が経済へのマイナス要因。

トランプ相場で、債券から株へのシフトが加速。減税やインフラ投資で債券から株式へのシフトを引き起こし、30年間続いた債券の強く相場は劇的に終わる可能性。ブルームバーグ・バークレイズ・アグリゲート・トータルリターン指数は11月に4%低下。指数算出開始の1990年以後で最大の下げで、1.7兆ドル(約194兆円)と過去最大で消えた。一方株式の時価総額は11月に6350億ドル増加へ。