2016/12/07

2016年12月7日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年12月7日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は+136.15(+0.74%)、米金利先物は強含みで推移、原油価格は50ドル台後半で推移。

為替市場は、朝方の豪第3四半期GDPのネガティブサプライズで、豪ドルは急落。リセッションの可能性や追加緩和を期待する動きに、AUDUSDを含めクロスでも全面安へ。

EURUSDは、上下試した後の相場で1.0720近辺の上下に終始。明日のECB理事会とドラギECB総裁の記者会見待ち。QEをどうするのか? 市場のコンセンサスは800億ユーロの半年の延長で、テーパリングなし。もしあれば大混乱。

GBPUSDも、一旦底打ち感が見られながらも、1.2800失敗で昨日の下げ幅は大きく直ぐに買い戻す力も見られず。ポンド高を予想するコメントも多くなっているが、1.2600~1.2700のレンジに逆戻り。

USDJPYは、孫ソフトバンクグルー社長とトランプ氏と会談し、孫社長が米国の企業に500億ドルを投資との話で、円売りが出るのではとの期待も。ただし、資資金はサウジアラビアの政府系ファンド(SWF)からだすとのこと。結果を見ると株高=円売りの流れに反応。

岩田日銀副総裁は「経済成長に伴って長期金利が上昇する場合は長期金利目標をゼロ%から引き上げ、年間80兆円の国債買い入れ額も減額する可能性がある」ともっともな発言で、市場は反応せず。自民党の下村博文幹事長代行「これ以上は円安にならないことを願っている」発言の真意もきなる。

豪第3四半期 GDP・前期比=-0.5%(予想-0.1% 前回0.5→0.6%)、前年同期比1.8%(予想2.2% 前回3.3→3.1%)→ 予想外のマイナス幅で、2011年第1四半期以来のマイナスに発表直後からAUDが急落、リセッションをささやく声もあり、市場では追加緩和を期待へ。

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岩田日銀副総裁=経済成長に伴って長期金利が上昇する場合は長期金利目標をゼロ%から引き上げ、年間80兆円の国債買い入れ額も減額する可能性がある。長期金利上昇に対して日銀が対応するかどうかを決めるのは「上昇の原因とスピード」

トランプ氏=関与すべきでない外国政権の打倒に奔走することはやめる。テロ撲滅とIS掃討に注力。

トランプ氏=政策に賛同する外国を同盟国と見なす。従来の友好関係を強化し、新たな友好関係を探りたい。介入と大混乱の政策は終結させるべき。

トランプ氏=攻撃のためではなく予防のために行うい、強さを通じて平和を追求する。

自民党の下村博文幹事長代行=これ以上は円安にならないことを願っている。海外から資材を調達している中小企業に影響が出るとの認識。

トランプ次期米大統領、孫ソフトバンクグルー社長と会談=孫社長が米国の企業に500億ドルを投資して5万人の新規雇用を創出することで合意。孫氏は、トランプ氏が大規模な規制緩和を行うため、投資を確約。

WSJ=投資資金はサウジアラビアの政府系ファンド(SWF)などと設立する1000億ドル規模の投資ファンドから調達。