2016/12/18

最新のIMMポジションから、 2016年12月18日(日曜)

最新のIMMポジションから、 2016年12月18日(日曜)

今年5月24日から始まったドル・ロングポジションは拡大を続け、直近では4週続伸。FOMCが利上げをしドル高センチメントが市場を駆け巡った、昨年12月の水準へと逆戻り。

傾向としては、豪ドルだけがロングを維持し、ユーロとポンドのショートが減少し、円は逆にショートが拡大していることが特徴だが、集計翌日のFOMC後の米金利上昇=ドル急騰は数字に反映されず。

IMM通貨先物の最新データ(12月13日)では、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネットショート・ポジションは-260,671コントラクトと、前週-252,367からショートが3,702コントラクトとさらに拡大へ。(※メキシコペソは省いて計算)

円は、トランプ氏が米次期大統領に選択された後の9月27日をピークに、一人勝ちの円もロング急減傾向が続き、直近では3週連続しショートが拡大し、負け組に編入へ。

豪ドルは、7月5日の週からネット・ロングを維持し一人気勢を上げている。対ドルに対しての強気というよりも、ドル以外の他通貨に対して選好されていると思われ、スポット市場ではクロスでAUDロングが選択しとなっている。

ユーロは、引き続きショートポジションに変わりはないものの、11月1日の-137,385コントラクトをピークにショートポジションは-87,513まで大幅に減少している。ただし、FOMC後のEURUSDの下落は反映されず。

ポンドも同じく、10月4日の-97,572コントラクトをピークにショートポジションは-72,343コントラクトまで減少している。ただし、FOMC後のGBPUSDの下落は反映されず。


詳しくは別途、データをご覧ください。

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