2016/12/08

2016年12月8日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年12月8日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

前日の米株の急上昇の影響に、日経平均株価はジャンプアップして始まり年初来の高値を更新し+268.79(+1.45%)で終了。日本のGDPは予想外に弱かったが、逆に消費は上昇し株価の上昇力は衰えず。

欧州株はECB理事会結果を注視しながらも上昇が続いており、原油価格(WTI)は50ドルの壁を前にして伸び悩んでいる。

これからの注目点は、何と言ってもECB理事会で、QEの期間半年延長の有無と、今後のの見通しの変化の有無で、どちらに転んでもEUR相場が動くことは間違いなく、投機筋の関心は高く、EURJPYの変動に、USDJPYも動くことが予想できる。

円相場は、前日のNY市場で「株高=円安」の動き方程式が崩れ、東京市場でも株高にも関わらずUSDJPYの上値が重い。200時間MAの113.45近辺を割り込みながらも、ドル売りも加速せず、売り買いが交錯している。

GBPUSDとEURUSDは、ECB理事会の結果次第ながら、高値から値を下げてはいるも、底堅い展開が続き買いの流れを継続している。EURUSD1.0800、GBPUSD1.2700が上値のポイントだが試さずに終わりそうにない。

AUDUSDは昨日のGDPサプライズは何処? 急落時の水準を超え、アジア市場でも底値を切りげているが、0.7500のポイントで伸び悩み、この水準をクリアに超えられるかが問題。

NZDUSDは、なぜにこんなに強いなか? 不思議で要因が残念ながら不明。ただ、資源価格の上昇と、NZキー首相の辞任からイングリッシュ副首相兼財務相の次期首相への支持が拡大し安心感が強まっている。

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日本のGDPの確報値は消費は+0.1%(速報値-0.5%)へ上方修正さが拡大。供給サイドのデータが組み込まれより経済の実態に近づく。