2016/12/17

2016年12月17日(土曜) 前日16日、海外市場の動き

2016年12月17日(土曜) 前日16日、海外市場の動き

週末の金曜日。FOMC後の金利高=ドル高相場の流れの中で、週末の調整色が強く、クリスマス相場へと移行ていたが、米中間の緊張の高まりのサプライズに弱いながらもリスク回避の流れと、EUR+GBPが買われ、ドル売り+円買いへ。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁+ブラード総裁・セントルイス連銀総裁のタカ派発言の強気材料に対して、米住宅着工は-18.7%、許可件数は-4.7%と予想外の悪化に、気勢が削がれた。

そして、円買い(リスク回避)の直絶的な材料は、「中国海軍が南シナ海の公海上で米国の無人水中探査機を奪った」との報道が引き金となっており、短期的な円ロングの切りが強まっていた。

AUDUSD(-0.78%)+NZDUSD(-1.15%)=続落し弱さが目立ち、EURUSD(+0.38%)+GBPUSD(+0.54%)は小幅上昇し続落傾向も止まる。

USDJPY(-0.23%)は上げ止まり円買いが強まる。しかし、週足では米大統領選以来の6週連続の円安へ。米中緊張か? との思惑に一時118.40→117.50台へ下落するも、118.00台ね値を戻しながらも、週末でドル買いの意欲も見られず。

AUDJPY(-1.0%)+NZDJPY(-1.35%)は大幅に値を下げ、GBJPY(+0.34%)+EURJPY(+0.13%)は上昇力するも幅は鈍る。

株価指数オプションとストック・オプションの期限を迎え、NYダウは19,843.41(-8.83-0.04%)と小幅下落。2万円の大台を前にして4日連続上げ止まる。新興国株(MSCIEM-0.26%)は3日続落。米10年債利回り(2.592%-0.005)は小幅安で、2年債(1.252-0.021)の下げ幅は大きい。

原油価格(WTI51.90+0.83ドル)は前日の50ドル台を今日51ドル台しっかり維持し一時52ドル台まで上昇。


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ラッカー・リッチモンド連銀総裁=FRBは来年は3回以上利上げを実施する必要がある可能性がある。

ブラード総裁・セントルイス連銀総裁=来年の再利上げを実施することが適切。

中国海軍=南シナ海の公海上で米国の無人水中探査機を奪ったとの報道。リスク回避の動きが強まり、リスクオフの流れへ。

NY連銀NOWCAST=米第4四半期GDP予測値、2.48→1.83%へ大幅に下方修正へ。2017年第1四半期1.7%


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