2016/12/03

2016年12月2日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年12月2日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

注目の米雇用統計は、失業率4.6%(予想4.9%)と9年ぶりの低水準。非農業部門雇用者数は9月と10月分が下方修正されるも、17.8万人(予想17.5万人)を上回るが、平均時給の前月比が-0.1%(予想0.2%)と弱く、直後の反応はドル売り→ドル買い→ドル売りへと変化。

米株はDJが弱く、S&P+Nasdaqは強くスタート。米10年債は2.447%を付けた後は2.4%台へやや軟化、2年債も弱含みで推移。原油価格(WTI)は50.18→51.20台へ一時上昇し51ドル台を何とか維持している。

為替市場では、GBPUSDの上昇が目立ち1.2650台まで上昇、1.2700の昨日の高値を目指す動きが続く。AUDUSD+NZDUSDも上昇傾向が続き、米雇用統計値直後の上下変動を経て、昨日の高値を越えて上昇が続いている。

USDJPYは、米雇用統計を受け、113.50~114.20のレンジで上下するも、軟調な米株と米金利も強さが見られず、上値が徐々に重くなっている。

USDCADは、原油価格は下落から上昇へと変化、米雇用統計後の変動の影響を受けながらも、カナダの失業率は改善し、カナダドル買いが続く。失業率は6.8%(予想7.0%)と予想外に改善し、就業者数も10,700人(予想-20,000人)と強く、USDCADは一時1.3250台下落しカナダドル買いの流れが続いている。