2016/12/13

2016年12月13日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年12月13日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

ドルの上値は思いが、相場は小動きで、熱狂感は感じられず。

日経平均株価は終盤にかけて上昇+95.49(+0.50%)。原油価格は52ドル後半で推移。米金利先物は底堅く推移。為替相場は、動きが鈍い中で、ドル買いの圧力は感じられず、FOMCを前にしき押し目でのドル買いの水準を探る展開に。

市場は、最近のドル高が輸入物価を押し下げ、インフレ抑制につながると、経済的にドル高をやんわり牽制することも気にしてはいる。ただし、トランプ氏やその側近からの政治的は発言に比べたら重要度は桁違いに弱い。

USDJPYは、116円台を高値に売り圧力が続く。 高値から1.4円近く値を下げていることで、ドルロングは弱気になりやすいが、米金利+米株の上昇の流れは変わらず。200時間MAの114.30円を割りこむと年内のポジション調整まで動きが広がり、円ショートの巻き戻しがさらに加速する可能性もあるが、FOMCを前にしてはそこまでのドル売るも考えにくく、引き続き基本はドル買いの継続。

AUDUSDは、豪住宅価格指数は前期比1.5%・予想2.3%と弱く、やや売りが優勢となり、中国の鉱工業生産+小売売上高は予想を若干上回るが、上昇力の乏しい展開が続いている。0.7500の大台を一時回復するも、上値は重0.7480台まで値を下げているが、AUDJPYではNYクローズを上回り、AUD買いが続いている。

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アサヒがアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)と、東欧5カ国のビール事業買収(買収額9000億円程度)で大筋合意。

国家情報センター(SIC)=2017年の同国財政赤字がGDP比3.5%に増加へ。米利上げが予想されることから、中国は金融政策を緩和できない。

トランプ氏は、実務的な側近が多く集めている。米財務長官にムニューチン(GS元パートナー)に続き、米国務長官に、レックス・ティラーソ(エクソンモービル最高経営責任者・CEO))、米国家経済会議・NEC)委員長にゲーリー・コーン(GS社長兼最高執行責任者・COO))を、主席戦略官・上級顧問にスティーブン・バノン (元ゴールドマン勤務経験者)を指名。