2016/12/12

2016年12月12日(月曜)アジア・欧州市場の動き

2016年12月12日(月曜)アジア・欧州市場の動き

週明けの東京市場は、止まらぬ株高、止まらぬ金利上昇(債券下落)、強い原油価格=円安と、三拍子のそろい踏みで、力強さが感じられこの流れに逆らうことは難しい。

エジプト・トルコで多数の死傷者をだすテロ攻撃も相場には材料視されず、資金は債券から株式へ、そして、米国へと資金は移動中。そして、トランプ氏の一つの中国政策は「必ずしも堅持する必要はない」との発言は今後注意が必要。

日経平均株価は前日比+158.66(+0.84%)上昇し約2年半ぶりの高水準へ、日本株先物はNY終わりから一時大きく値を下げるも、ほぼ下げ幅を回復。原油価格はサウジの更なる減産の可能性や、OPEC・非OPECは減産で合意したことで、WTIは一時54ドル台半ばまで上昇。

株高+原油高=円売りの方程式に、円や主要通貨に対して全面安で、USDJPYは一時116円台へ上昇。EURJPYは122円台を超え上昇中、GBPJPYは145円台を超え146円台も上回り、CADJPYは88円台を超え、円売りが続いている。

一方、ドルは円以外の主要国では伸び悩み、EURUSD+GBPUSD+AUDUSD+NZDUSDは底堅い動きとなっている。


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トランプ氏=私は一つの中国政策を完全に理解しているが、貿易など他の分野に関する問題で中国と合意しない限りは、その政策にわれわれが縛られねばならない理由が分からない。

中国外務省=一つの中国政策を必ずしも堅持する必要はないとしたトランプ次期米大統領の発言について、極めて強い懸念を表明。台湾問題に慎重に取り組む必要があることを次期米政権は理解すべき。

関係筋=モンテ・パスキは必要なら政府が公的資金を注入する用意がある。


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