2016/12/19

2016年12月19日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年12月19日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

週明けの欧州市場は、先週末の中国と米国と緊張の高まりから始まった、主要国通貨買いドルの売りの流れも収まり、欧州市場に入ると資源国通貨を含めドル買いへと変化。ただし、円買いの流れは変わらず、USDJPYは一時117円を割り込み、クロスでも円は全面高へ。

ダウ先物は小幅高ながら、米10年債利回りは2.55%へ、2年債利回りも1.22%台へと弱く、長期金利は低下へ。原油価格(WTI)は52ドル台後半で小幅低下。

EURUSDは、先週NY市場の流れの継続にドル売りの流れが続いたが、1.0480を超えられず伸び悩む。欧州市場に入り、強い独IFO業況指数(3年ぶりの高水準)や、強気な独連銀月報(成長率は拡大+物価も上昇)にも、ビスコ・イタリア中銀総裁は「経済状況によっては、QEの拡大と延長を検討」との報道や、、EURUSDは売りが強く、一時1.0410台まで値を下げた。

USDJPYは、早朝の118円近辺のオープンが高値(円安値)でアジア・欧州市場は一時117円まで下落。続落。クロスでも円は全面高で、EURJPYは122円を割り込み、GBPJPYは145円を割り込み、AUDJPYも85円と重要なポイントを割り込み、短期投機筋の円ショートポジションが切らされる動きとなっている。

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ドイツ連銀月報=第4四半期にドイツの経済成長が大幅に加速、物価上昇率も12月は1%を超える可能性。

ビスコ・イタリア中銀総裁=経済状況が一段と悪化すれば、ECBはQEの拡大と延長を検討。