2016/12/06

2016年12月5日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年12月5日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は+85.55(+0.47%)と小幅上昇。欧州株は小幅上昇で推移。原油価格(WTI)は51ドル台前半と軟化するも51ドル台を維持。米10年債利回りは2.38%台と軟調に推移。

為替市場は、EURUSDとGBPUSDの上昇が目立ち、特にEURUSDは強い経済指標を受けて再上昇が始まり、クロスでもEURとGBPの強さが目立っている。

EURUSDは、欧州市場に入り1.0730台まで軟調に推移するも、予想外に強い製造業新規受注に1.0780台へと上昇し、ドル売りをリードする動きへ。ただし、1.0800のポイントを試せず、ECBの理事会とドラギECB総裁の記者会見でQEの結果を見守る動きへ。

USDJPYは、113.50をボトムに底堅く推移。昨日の114.80近辺の高値からの急落もあり、円ベアセンチメントに変化はないが、113.50~114.50のレンジ。大枠では112.50~115.50のレンジに入りやすくなっている。

AUDUSDは、サイコロジカルな0.7500を割り込んでからは買い勢いがみられず売りの流れが続いている。豪中銀の金融政策は予想通り1.5%の政策金利を据え置き、声明文からはサプライズは見られず大きな変化は見られなかった。欧州市場に入るとEURAUDの会の影響なのか? EURUSDの上昇に反してAUDUSDの下げが目立ち、EUDAUDは1.45の大台近くまで続伸している。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

豪中銀声明=政策金利1.50%の据え置きを決定。

豪中銀声明=中国の経済状況は、インフラ整備や不動産建設の伸びに支えられ安定したが、成長に対する中期的なリスクが残っている。インフレの総合指数は最近上昇している。世界的なインフレ見通しはここしばらくの間よりも均衡している。

豪中銀声明=インフレはかなり低い水準にとどまっている。労働コストの伸びが引き続き抑制されていることを踏まえると、インフレはより通常の水準に戻るまで低水準で推移を続ける公算が大きい。

ロシアエネルギー相=12月10日に非OPEC加盟国の会合に出席。