2019/10/11

2019年10月11日(金)21:15時ごろの動き

2019年10月11日(金)21:30時ごろの動き

欧州市場は、株高+米債利回りの上は昇とリスク選好パターンで、為替相場は連日のGBP買いにUSDとJPY売りは下落へ。

米中ハイレベル通商協議で何らかの合意を期待、合意なきEU離脱の回避を期待、前日のNY市場の流れを継続し、日経平均株価は+246.89円と上昇、上海総合は一時下落するも持ち直し上昇し、欧州株も強い。米債利回りは欧州市場に入り1.67→1.64%まで急落するも、徐々に1.66%まで持ち直す。

31日の期限切れを前に、前日ジョンソン・英首相とバラッカー・アイルランド首相が会談し「合意に向けた道筋が見いだせるとの見解で一致」との報道が流れてからのGBPの上昇は激しく、今のところ日連続の上昇となっている。

USDJPYは、目先は「米中ハイレベル協議での合意を期待」、「英国のEU離脱の回避を期待」と、2大案件に改善の兆しが見られる今は、リスク選好の動きがどこまで続くのか確かめたい心境と、トランプ大統領の鶴の一言で相場が急変するリスクもまた然り。

結果、この水準から積極的にJPYチョートを作れないが、その分ショートポジションがたまりにくい状況であることも事実。108.50の重要なポイントを直前に108.48まで続伸中で売り圧力の弱さだけが目立つ。

なを、JPYはクロスでも弱く、GBPJPYは1.71%上昇、AUDJPY+CADJPYも1%近く上昇し円売りへ。独CPIは予想・前回と変わらず動きはなし、カナダ雇用統計は失業率が大幅、雇用者数も上昇幅は拡大し、

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15:00    GER 9月 消費者物価指数・確報値=前月比0.0%(予想0.0% 前回0.0%)、前年比1.2%(予想1.2% 前回1.2%)、HICP前月比-0.1%(予想-0.1% 前回-0.1%) HICP前年比0.9%(予想0.9% 前回0.9%)→ 予想通りで動けず

21:30    USD 9月輸入物価指数=前月比0.2%(予想-0.1% 前回-0.5→-0.2%)、前年比-1.6%(予想-2.1% 前回-2.0%)→ 予想外に弱さは見られず。

21:30    CAD 9月 雇用統計: 失業率=5.5%(予想5.7 前回5.7%)、雇用者数=5.37万人(予想0.79万人 前回8.11万人)、フルタイム=7万人(予想 前回2.38万人)、パートタイム=-1.63万人(前回-0.77万人予想 前回5.72万人→ 失業率は予想外の低下で雇用者数も拡大。


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バルニエEU首席交渉官とバークレイ英離脱担当相が協議で、バルニエEU首席交渉官は
◎「建設的な会談だった」と語り、英離脱合意の法的文書作成を勧告
◎EU外交筋は、バルニエEU首席交渉官はEU27か国メンバーから英国と精力的な交渉のゴーサインを得た。
◎ブレグジットは山を登るようなものだ


トゥスク大統領の記者会見
◎今月末に期限が迫った英国のEU離脱について、ジョンソン英首相と10日に協議したアイルランドのバラッカー首相から「合意はまだ可能だという有望なシグナルを受けとった」
◎引き続き合意実現を追求する姿勢を強調するも、「成功の保証はなく、時間はほぼなくなっている。

トゥスク大統領
◎ジョンソン英首相は皆が前向きになる解決案を示すと約束した
◎英国は現実的で実行可能な提案をもってきていない
◎もし今日まで提案がない場合は、サミットでこれ以上のチャンスはないと発表する

ドイツ銀行
◎もはやネガティブには見ていない。

黒田日銀総裁
◎政策余地十分ある、緩和効果と副作用勘案して考える

香港紙(関係者筋情報)
◎米中ハイレベル通商協議は10日の一日のみの開催に短縮し、劉副首相は10日のうちにワシントンを発つ。しかし、結局は11日も協議は継続し、トランプ大統領が11日午後2時45分(日本時間12日午前3時45分)に劉副首相と会談予定との報道もあり、動けず。

イランのタンカー爆発
◎サウジアラビア西部の紅海でイラン国営石油(NIOC)が所有する石油タンカーが爆発、炎上した。原油価格上昇へ。


日銀調査
◎景況感1年後「悪くなる」増加、DIは約11年ぶり低水準