最新のIMMポジションから (10月12日)
集計日が10月8日(火)の最新データのIMMポジションでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションの合計は前週比では-229,137→-228,515コントラクトで、622と小幅ながらトータルショートが4週間ぶりに減少しています。
今回は大きな変化がないことが特徴の一つで、円とカナダドルのトータルポジションのロングを維持しており、ユーロとポンドのネットショートは6~7万コントラクト台とトップレベルながら、過去の水準と比較すると極端にショートが溜まっているとはいえません。
前週と比較すると、ユーロのショートが拡大し、円とカナダドルも小幅ながらショートが拡大、逆に、ポンド、スイス、豪ドル、NZドルが小幅ながらロングでとトータルのショートが減少しています。
米中通商協議の合意の有無が判断できず、ブレグジットをめぐる動きも判断できず、ポジションを大きく傾けることはできず、ポジション調整の動きになっていたと推測できます。
ただ、ポンドのポジション変化を見ると、4週連続でショートが減少し、8月13日から過去9週間の内で8週間も前週比でショートが減少しています。この数字を見ても、ポンドショートポジションの巻き戻しが続いており、前週末の2日間でブレグジットをめぐる楽観的な動きを先読みしていたことがわかります。
一方、円のポジションですが、9月3日から6週間連続で円のロングポジションが22,595コントラクト減少しており、今回の108円台まで上昇しているUSDJPY相場と合致している動きとなっています。
詳しくは別表をご覧ください
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