2019/10/02

2019年10月2日(水)18:00時ごろの動き

2019年10月2日(水)18:00時ごろの動き

弱い米ISM製造業景況感指数に起因する激震の余波は続くも、為替相場は個別の要因もあり動きは異なる。もちろんトランプ大統領の弾劾をめぐる動きと彼の反撃も見もの。

日経平均株価は回復できず弱く、欧州株は続落。米債利回りは上昇から逆に下落へと変化し流れはリスクオフ。

EURUSDは、独主要経済研究所は独成長率を大幅に下方修正しリセッションのリスクを示唆し、ECBのハト派傾斜のリスクも意識。アジア市場の1.0941を高値に欧州市場に入ると1.0900台まで続落し、前日のISM製造業景況指数の悪化から始まったEUR買いの水準近くまで値を下げる。

USDCHFは、弱いスイスのCPI(前月比-0.1%、前年比も0.1%)に、スイス中銀の緩和姿勢継続にアジア市場の0.9921をボトムに1.00の大台直前まで続伸。こちらも前日のISM製造業景況指数の悪化から始まったCHF買いの水準近くまで上昇。

USDNZDは、UBSがNZ中銀は11月の理事会で0.5%の利下げを決める可能性を指摘。アジア市場の0.6250台を高値に欧州市場に入ると0.6210台まで下落と、前日のISM製造業景況指数の悪化から始まったNZD買いの水準近くまで値を下げる。

USDJPYは、何と言ったらいいのだろう? 他の主要通貨では総じて、前日のISM製造業景況指数の悪化から始まったドル売り水準まで逆戻りする中で、唯一円高水準を維持し、戻りも107.89と限定的で、欧州市場に入ると、株安+米債利回りの軟化に、107.50台まで続落中。

GBPUSDは、ジョンソン英首相が日本時間20時に欧州委員会にバックストップ条項の代替案の詳細を発表する。もちろんEU側がこの提案を検討するかは不明。アジア市場の1.2300台を高値に英建設業PMIは予想外に弱く、米国はEUのエアバス補助金に対して報復へと動くこともあり、GBP売りが強まり続落、欧州市場に入ると売りの流れが加速し1.2230台まで下落中。

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15:30    CHF 9月 消費者物価指数=前月比-0.1%(予想0.1% 前回0.0%)、前年比0.1%(予想0.3% 前回0.3%)、HICP前月比-0.4%(予想 前回0.1%)、HICP前年比0.1%(予想 前回0.5%)→ 予想外に弱い数字にCHF売りが強まる

17:30    GBP 9月 建設業PMI=43.3(予想45.0 前回45.0)→ 前回と予想を下回り弱さが目立つ


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ジョンソン英首相
◎日本時間20時に欧州委員会にバックストップ条項の代替案の詳細をする。→ EU側がこの提案を検討するかは不明。

ジョンソン英首相
◎保守党体系で演説の予定。(日本時間20時頃)

英建設業PMIは予想外に弱く、GBP売りが強まる。

米国はEUのエアバス補助金に対して報復へ(日本時間23時)

UBS
◎NZ中銀は11月の理事会で0.5%の利下げを決める可能性を指摘。

独主要経済研究所
◎2019年0.8→0.5%、2020年独成長見通しを1.8→1.1%へ下方修正。第3四半期に独経済は製造業の不振にリセッションに陥る可能性。下振れリスク高い。


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