2019/10/24

2019年10月24日(木)22:00時ごろの動き

2019年10月24日(木)22:00時ごろの動き

強い仏PMIにドル売りへ、独・ユーロ圏PMIは予想に届かずドル買いへと変動する中、トルコ中銀は政策金利を16.5→14.0%と、予想に反し2.5%(予想1.0%)と大幅な利下げへ。ECBは予想通り政策金利の据え置きを決定。

中国は米国産の農産物を200億ドル購入することを目指し、全ての懲罰的関税が撤廃される最終合意が成立すれば2年目には400~500億ドルまで増やす可能性を示唆。

ブレグジットでは、首相がEUとまとめた合意案条件で離脱することになりそうな雰囲気で、ジョンソン首相が推す総選挙をめぐる25~28日の動きを注目。

USDJPYは、欧州市場徐場に強い仏PMIを受けて上昇した108.75を高値に、米国市場の序盤では一時108.51まで下落するも、引き続き108.50の壁は厚く108.60近辺で推移。

GBPUSDは、1.2876~1.2950と、相変わらず主要通貨の中ではげ上下変動幅は大きいが、ブレグジットをめぐる不透明な動きにも、下げ幅は予想外に少なくい。

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20:00    TRY トルコ中銀金融政策発表=政策金利を2.5%引き下げ14.0%に決定、予想は1.0%引き下げと、予想外の利下げ幅にTRY売りが強まる

20:45    EUR ECB理事会 金融政策発表=政策金利の据え置きを決定、予想通り(リファイナンス金利0.0%、上限金利0.25%、下限金利-0.5%)、量的緩和(QE)再開を確認。

21:30    USD 週間新規失業保険申請件数=21.2万件(予想21.5万件 前回21.4→21.8万件)

21:30    USD 9月 耐久財受注=前月比-1.1%(予想-0.7% 前回0.2→0.3%)、除く輸送機器・前月比-0.3%(予想-0.2% 前回0.5→0.3%)

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中国
◎米国との部分的な貿易協定に調印したら、1年目で少なくとも200億ドルの米国産農産物を購入することを目指し、将来の交渉次第で増加も検討。
◎200億ドルは米国が関税を課し始める前の2017年並みへ。
◎全ての懲罰的関税が撤廃される最終合意が成立すれば、2年目には購入額が400億〜500億ドルにまで増える可能性がある

英国政府高官(ロイター)
◎ブレグジットを巡り、議会の動向で離脱のタイミングは見極めにくいが、最終的にはジョンソン首相がEUとまとめた合意案条件で離脱することになるとの見通しで、25~28日の総選挙をめぐる中国の動きを注目。

ECB理事会
◎政策金利の据え置きを予想通り決定、(リファイナンス金利0.0%、上限金利0.25%、下限金利-0.5%)、
◎インフレ見通しが2%に近いが、2%未満のレベルにしっかりと近づくまで政策金利を現行かさらに低い水準にする。
◎来月1日から毎月200億ユーロの債券買い入れを開始することを確認

ドラギECB総裁
◎緩和の強化は達成したと感じた
◎下振れリスクは顕著でインフレは低い
◎経済見通しのリスクは下方向のまま
◎ユーロ圏経済の弱さは長期化している

トルコ中銀
◎政策金利を16.5→14.0%と、1.0%利下げ予想に反してより大幅な2.5%引き下げへ。

フィリピン中銀
◎預金準備率を1.0%引き下げ、14%に決定。
◎ジョクノ総裁は、自身の任期が終わる2023年までに預金準備率を1桁台に引き下げると繰り返し主張。

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