2019/10/24

2019年10月24日(木)昨日23日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年10月24日(木)昨日23日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

ブレグジットを巡るリスクは残るもGBPは強く、円は弱い。英株は強く、英債利回りは低下。米株は終盤にかけ強さを維持し、米10年債利回りも下げ幅を縮め上昇へと変化。

英国はEUに離脱延期を要請、回答は後日になりそうだが、マクロン仏大統領は11月15日の短期間の延長を主張、ジョンソン首相は、EUが3カ月の延期となればクリスマス前の総選挙実施を示唆。

為替相場は、トランプ大統領はトルコがシリア北部での停戦を恒久化することの見返りに制裁の解除を示唆、TRYJPYはアジア市場の安値18.629→米国市場では18.973まで上昇し高値圏で推移。

GBPUSDは、英国はEU離脱協定法案の短期間での審議・採決案を否決され、EUに離脱期限の延長を求める。一方、EUは英政府の要請を受け入れるよう加盟国に提案し25日の会合を注目。また、ジョンソン首相が総選挙の準備に動く可能性が高まるなど、混沌とした状態は変わらず。ただし、GBPはいつもながら上下変動幅は大きいが、予想外に底堅く、アジア・欧州市場の1.2840台をボトムに米国市場の終盤にかけては1.2920台まで上昇し高値圏で推移。

USDJPYは、英国はEU離脱協定法案の短期間での審議・採決案を否決したことによるリスク回避の円買いにアジア市場では一時108.25まで値を下げるも底堅い。アジア・欧州市場と底値を切り上げ、米国市場に入り、米株が弱含みで推移する中でも底堅く推移し、前日の高値108.725に並ぶ108.70まで上昇。ダウが前日比プラス圏に回復、米債利回りも前日比を上回り高値圏での推移が続く。クロスでもTRYJPY+15.2%は別格として、GBPJPYの0.56%上昇をトップにJPY売りが強まる。

USDCADは、アジア市場の1.3109を高値に米国市場の終盤には1.3069まで下落とCADJPYもアジア市場の安値82.61→米国市場の終盤には83.17近くまで続伸中。

EURUSDは、サプライズは期待していないが、今日24日のECB理事会とドラギECB総裁最後の記者会見を注目。基本はGBPUSDの動きに振られながらも、欧州市場の1.1106をボトムに米国市場の終盤では一時1.1140まで上昇するも、それも続かず、1.1130近辺で推移と、一日を通じても大きな変化は見られず。

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21:30    CAD 8月 卸売売上高=前月比-1.2%(予想0.4% 前回1.7→1.4%)→ 予想外のマイナスへ

22:00    USD 8月 FHFA住宅価格指数=前月比0.2%(予想0.4% 前回0.4%)→ 予想を下回る

23:00    EUR 10月 消費者信頼感・速報値=-7.6(予想-6.7 前回-6.5)→ 予想を下回り今年1月来のマイナス幅

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マクロン仏大統領(テレグラフ紙)
◎英離脱期限延期は11月15日までと主張。

トゥスクEU大統領
◎離脱期限を来年1月末まで3カ月延期する英政府の要請を受け入れるよう加盟国に提案するも、決定は予想されず25日に会合を再開へ。
◎緊急首脳会議の開催を回避するため、離脱延期を巡る決定は書面による手続きで進める。

ジョンソン首相の報道官
◎EUが3カ月の延期を受け入れるのなら、クリスマス前の総選挙実施が必要になる

ブルームバーグ
◎EU離脱協定法案の短期間での審議・採決を求める政府の提案を否決し、政府が審議プロセスの中断を発表したことを受け、ジョンソン首相が総選挙の準備に動く可能性が高まった。

ポンペオ米国務長官
◎インド太平洋の安全保障協力の枠組みである日米豪印戦略対話(QSD)を復活させる取り組みが中国の台頭を抑止する一助となるだろう。

トランプ大統領
◎トルコがシリア北部での停戦を恒久化する方針を示したとし、同国に対する制裁を解除。
◎近いうちにエルドアン大統領と会談

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