2019/10/01

2019年10月1日(火)昨日9月3日 海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年10月1日(火)昨日9月3日 海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

月末、週明け月曜日。週末に飛び出し市場を扇動させた、米証券取引所に上場している中国企業の上場廃止や、米投資家による中国へのエクスポージャーを制限する制裁案を協議しているとのブルームバーグ報道も、米財務省が否定、バロン大統領補佐官も「フェークニュース」だと言い報道の一部について否定、「報道の内容の半分以上が不正確」とある。(半分以上??気になる)

米株は強く上昇傾向を維持しダウは前日比96.58ドル近く上昇。米10年債利回りは1.71%のピークから値を下げ1.67%台を割り込み、2年債も上昇を維持できず。WTIはサウジアラムコの生産能力は、9月14日に石油施設が攻撃を受ける前の水準を完全に回復と世界経済成長の鈍化に弱く終盤にかけ一時54ドルを割れから小幅反発するも上値は重い。

EURUSDは、弱い独CPIに1.09を割り込み、2017年5月以来の安値となる1.0885まで続落、ドイツ主要経済研究はGDP見通しを総じて下方修正へ。ドラギECB総裁や市場が期待した独財政拡大に反して、メルケル独首相のCDUはマニュフェストで財政均衡を重視し新規の借り入れを行わない「ブラック・ゼロ」政策を堅持する方針へ。ドラギECB総裁は「金利や資産買い入れ、フォワードガイダンス」まで全ての措置を調整する用意があるが、「財政出動での支援をユーロ圏加盟国あらためて要請」。弱い米シカゴPMIに上昇し、期末の実需のEUR買いの影響なのかフィキシングで一時1.0914まで値を戻すも下落基調は変わらず。市場参加者のコメントはどこを見てもEUR売りを支持!(私も同意見だけに、全員がそうみていることが気になる)

USDCHFは、リスク回避の巻き戻しなのか? 前日比の上昇率は高く、6月19日以来、上値が抑えられている、0.9970~80台へ上昇。今後の展開を注目。

GBPUSDは、アジア市場の1.2283をボトムに、欧州市場に入ると英GDPの前期比-0.2%で速報値と変わらず弱いが、前年比は1.3%と速報値と予想の1.2%を上回り、1.2330まで一時上昇。ジョンソン英首相のセクハラ問題も「影響力低下=合意なきEU離脱の回避」とGBPにとってポジティブとの意見も多い。米国市場の序盤までは大枠1.2290~30のレンジで取引が続いた。米国市場に入り弱い米シカゴPMIに上昇し、期末の実需のEUR買いの影響なのかフィキシングで一時1.2345まで上昇するも買い需要一巡後はその反動もあり1.2276まで下落。英政府は離脱に関する具体的な法的文書をEUに10月3~4日に提出予定とありやや値を戻している。

USDJPYは、アジア・欧州市場の序盤の107.75をボトムに、大枠107.75~00のレンジで推移した。投機筋の円売り材料となりやすいGPIFの動きだが、外債投資を拡大するとあり円売り材料へ(どの程度為替の影響を抑えたヘッジ付きの外債投資をするかわからないが)。米国市場に入り米債利回りは上昇し、米株も強く108.10まで一時上昇するも、弱い米シカゴPMIに107.93まで下落。フィキシングに向け反発し108.10台へ上昇、前日高値108.18と並ぶ108.18まで上昇して上げ止まる。どこまで上昇できるか試してみたくなる水準となっている。

AUDUSDは、1日の豪中銀は政策金利0.25%引き下げることを予想しほぼ相場に織り込んでいる。問題は今後の追加緩和の有無。中国国家統計局と財新PMIは共に予想を上回るもAUDUSDの上昇は極めて限定的。この直後の0.6770を高値に欧州市場の序盤には0.6746まで下落し、米国市場に入るまで総じて0.6750~60の狭いレンジで推移。弱い米シカゴPMIに0.6764までの上昇するもフィキシングに向け0.6741まで下落、引き続き0.67台での取引が続く。

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22:45    USD 9月 シカゴ購買部協会景気指数=47.1(予想50.0 前回50.4)→ 予想と前回を下回る

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S&P
◎2019年の米GDP見通しを2.5%から2.3%に下方修正

トランプ大統領
◎下院情報特別委員会のシフ委員長(民主党)が「反逆罪」で逮捕されると発言。→ 弾劾調査を進める議員らへの圧力を強めた。

マコネル院内総務(共和党)
◎下院がトランプ大統領の弾劾を可決した場合、上院としては弾劾裁判を行う以外に選択肢はない、下院が弾劾を可決した場合、上院規則で手続き開始が義務付けられている。

英政府
◎離脱に関する具体的な法的文書をEUに10月3~4日に提出予定。
→ GBPUSDの売りも弱まり直後は小幅回復へ。

サウジアラムコのCEO
◎サウジアラムコの生産能力は、9月14日に石油施設が攻撃を受ける前の水準を完全に回復。

IMF第2四半期外貨準備統計はドル比率が低下
◎ドルの外貨準備 第1四半期の61.86→61.63%と、2013年第4四半期の61.27%に次ぐ低さ。円は5.41%と2001年第1四半期以来の高さ、、EURは20.23→20.35%へ上昇、CNYは1.95→1.97%と上昇へ。

中国企業(2名のトレーダー)
◎最大60万トンの米国産大豆を購入

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