2019/10/21

2019年10月21日(月)18:45時ごろの動き

2019年10月21日(月)18:45時ごろの動き

相変わらずブレグジット相場。週明けのGBP相場は上下のリスクを秘めたままだが、市場参加者は「合意なきEU離脱の可能性」の後退を評価?

終末の新たな離脱案の採決の英議会下院の見送りは、「ネガティブ材料」と思われたが、蓋を開けてみれば、為替市場ではGBPUSDがついに1.30の大台を上回り一時1.3010まで上昇し「ポジティブ」反応。ただし、FTSEは急伸から下落し元の水準に逆戻りし、英10年債利回りは0.77%(前日0.709%)まで上昇と不安感は残る。

ジョンソン首相は、予定通り10月31日の期限までに離脱を完了するために最後まで闘う意向を表明していることを市場は評価しているのか? それとも、週末のEU離脱の阻止を求める数十万の市民によるデモに2度目の国民投票の可能性を意識したのか?

いずれにしても、ジョンソン首相が離脱協定案についてあらためて議会採決を提案する。採決が実現した場合、日本時間22日午前6時までに実施される可能性が高いが、下院議長が裁決を認めるかは不明。EUはジョンソン首相の離脱期限延長の正式な申請を検討しており、
緊急EU首脳会議が開催される可能性も残っている。

USDJPYは、早朝の108.29台をボトムに欧州市場に入り108.65台まで上昇し、クロスでも円売りの流れと、リスクオンの流れになっている。

EURUSDは、アジア・欧州市場の序盤と大枠1.1500~65の狭いレンジから、欧州市場でGBPUSDの上昇に伴い1.1180近くまで上昇している。

USDCADは、アジア・欧州市場の序盤はお枠1.3127~38の狭いレンジから、欧州市場では1.3100台まで下落し、CADドル高が目立っている。

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8:01    GBP 10月 ライトムーブ住宅価格=前月比0.6%(予想 前回-0.2%)、前年比-0.2%(予想 前回0.2%)

8:50    JPY 9月 貿易統計(通関ベース)=季整済-972億円(予想-1781億円 前回-1308→-1167億円)、季調前-1230億円(予想-540億円 前回-1363→-1435億円)、輸出=前年比-5.2%(予想-3.6% 前回-8.2%)、輸入=前年比-1.5%(予想-2.8% 前回-12.0→-11.9%)

10:30    CNY 人民銀行利率決定=プライムレート1年物4.2%(予想4.15% 前回4.2%)、5年物4.85%(予想4.83% 前回4.85%)
13:30    JPY 8月 全産業活動指数=前月比0.0%(予想0.1% 前回0.2%)

15:00    GER 9月 生産者物価指数=前月比0.1%(予想-0.1% 前回-0.5%)、前年比-0.1%(予想-0.2% 前回0.3%)


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