2019/03/12

2019年3月12日(火)昨日11日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年3月12日(火)昨日11日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)今日からサマータイムが始まる(トランプ大統領はサマータームの通年採用を支持とのこと)

週末のパウエルFRB議長のハト派発言、トランプ大統領の株高期待発言に、ボーイング機事故にもかかわらず、株価はハイテク株が強く底堅く推移しリスク資産は強含みで推移。

為替市場はブレグジット合意期待にGBPUSDとGBPJPYは+1.0%近く、EURGBP-0.9%近くとGBPは急伸し全面高。強い米小売売上高もあり米株は上昇傾向を維持しAUD+NZDは堅調推移。

ダウは+200.64(+0.79%)、NasdaqとS&P500も大幅上昇。米10年債利回りは2.64%へ上昇、原油価格は56.80台へ上昇と、流れはリスク選好パターンへ。

GBPUSDは、アジア市場の1.2905、欧州市場の1.2962をボトムに、12日のMV2「2回目の離脱協定の下院採決(意味ある投票)」を直前にし、メイ首相はブレグジット合意を目指しユンケル欧州委員長と再会談のためストラスブールに向かうとの報道に、GBPUSDは1.30台→1.3090台へ急伸。米国市場ではアイルランド放送協会、離脱交渉で英国とEUに進展があったとの報道に、なんらか合意期待に1.3170台まで一時上昇し1.3140台で推移。

今後、12日の下院採決は否定の見込み→可決すると3月29日にEU離脱(21か月の意向期間あり)。→否定すると13日に合意なきブレグジットを採決(否定する可能性が高い)。→ 14日にMV3(3度目の採決)第50条の交渉期間延長を採決(可決する可能性が高い)。この結果で上下変動に注意。

USDJPYは、盛り上がったリスク回避の円買いもやや沈静化、GBPJPYの買いもありやや底堅く推移す。ただし、米株高や米金利の上昇にも関わらず大枠110.88~30のレンジの推移で200日MVの111.39を意識した動きへ。

EURUSDは、一日を通じ大枠1.1220~60の狭いレンジで、EURGBPの大幅下落の影響もありドル売りの中では特動きは鈍い。引き続きブレグジットの動きに左右される可能性を意識。


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21:30    USD 1月 小売売上高=前月比0.2%(予想0.1% 前回-1.2→-1.6%)、除く自動車=前月比0.9%(予想0.2% 前回-1.8→-2.1%)→ 予想を上回る

23:00    USD 12月 企業在庫=前月比0.6%(予想0.6% 前回-0.1→0.0%)

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【欧州】
テレグラフ紙、①メイ英首相に対し、数週間以内の辞任を求める圧力が増大している。閣内で首相を引き続き支持しているのは、2人だけだと内閣関係者の1人が同紙に語ったという。②最大野党・労働党がメイ政権への新たな不信任案を提出し、可決された場合、首相が13日夜までに去ることもあり得る。

アイルランド放送協会、離脱交渉で英国とEUに進展があった。

メイ首相はブレグジット合意を目指しユンケル欧州委員長と再会談のため欧州議会が開催されるストラスブールに向かう。

BOE(FT紙)は、合意なき離脱で金融市場の混乱に備え流動性資産を3倍に増やすように指導。

クーレECB理事、イタリアはユーロ圏で成長していない唯一の国。ユーロ圏の景気減速は予想以上。ECBは現時点でリセッションを想定していない。

【アジア・その他】
王中国商務部副部長、全人代の記者会見で、米中通商協議では重要な問題で実質的な進展があった。重要なのは合意の履行には双方向、公平、平等でなければならない。

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